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第32話 ミルト君と町巡り~武器屋②~

「驚いてるみたいだね。 ラビリスタは私と双子の姉なんだよ。 私はレオニスタでこの店の店主だよ」


「は、はい……」


「双子ですか……」


 見た目がラビ先生にそっくりな店主に驚くボク達に店主自身が説明してくれた。

 この人……レオニスタさんは、ラビ先生と双子の姉妹らしい。

 多分、ボクとミルト君の事もラビ先生から聞いてるんではと考えてしまう。


「二人がここに来たのは今後の為の武器の調達だよね? 丁度ここはエトワール魔法学校の生徒限定の武器屋だから安心していいよ」


「そうですか。 じゃあ、おすすめの武器はあります?」


「そうだねぇ……。 君達の場合はミスリル製の武器がいいかもね」


 ミスリルか……。

 確か、見た目が銀の魔法鉱石だったかな?

 お母さんがそれで作られた杖を好んで使っていたみたいだし、使いやすい部類なんだろうね。

 ちなみに見分け方は魔力の有無で判明できるんだって。

 ボクの力じゃそこまで出来ないのがなぁ。

 まぁ、せっかくだしここはレオニスタさんのおすすめのミスリルの武器を買おう。


「じゃあ、ボクはミスリルの槍を、そこのミルト君にはミスリルの剣をお願いします」


「よしきた。 少し待っててね」


 注文を確定させると、レオニスタさんはカウンターの裏へ向かう。

 多分、裏に武器を保管しているのだろうね。

 で、店に並んでいるのは見本ってところかな?


「お待たせ。 これがミスリルの槍と剣だよ。 合計で5千ガルドだね」


 合計で5千ガルド。

 大体一本で2千5百ガルドってところかな?

 それくらいなら安い方だし、今後もしばらくこれでいけそうだね。

 そう考えながら、ボクは5千ガルドを支払った。


「まいどあり~」


 武器を買い終えたボク達は、レオニスタさんの店を出て、再度町を散策する。

 ちょくちょくと他の生徒も見かけてきている。

 ダンジョンへ向かった子たちかな?


「ミルト君、次はどこがいいかな?」


「あそこに行きたいです」


「どれどれ……?」


 ミルト君に次はどこに行きたいのかを聞いてみたら、行きたい所があったのか指を差しながら答えた。

 彼の指差しした先を見ると、そこは本屋さんだった。


「あんな所に本屋さんがあったんだね。 じゃあ、そこに行こうか」


「はい、アリスさんっ」


 嬉しそうな様子でボクと手を繋ぎながら、本屋に向かう。

 彼にとっての欲しい本があそこにあるのかな?


 ボクも丁度魔導書とか欲しかったし、望みは薄いけど行ってみようと思ってた。


 さて、中規模の本屋さんには何が置いてあるかなぁ?

 楽しみで仕方がないし、ミルト君の求める本も気になるからね。


 そんな事を思いながら、ボク達は本屋の中に入っていった。




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