表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/105

第12話 実技授業②

「【インスパイア】!!」


 ボクは杖に魔力を集め、さらに精神を集中させた状態で【インスパイア】の魔法を発動させた。


「あっ!」


 落雷はちゃんと発生し、的に当てたものの、如何せん威力が高すぎだ。


「うおおっ!?」


「きゃあっ!?」


 ドォンという大きな音を立てて落雷したので、トッシュ先生や他の生徒は即座に退避した。

 そして、ミスリル製の的はというと……。


「マジかよ……」


「的が消し炭に……」


「【インスパイア】の威力じゃないよ、これは」


 クラスメートのざわめきからして、やっぱり消し炭になってしまったようだ。

 威力の調整、今後はやっていくべきかなぁ……。


「クレス校長先生から、アリスの魔力の凄さを聞いたが、ここまで凄いとはな」


「すみません……、的を消し炭にしちゃって」


「ああ、気にしないでいい。 ミスリル製の的自体は安いからな。 ただ、もう少し威力を調整した方がいいな」


「ですよね……」


 トッシュ先生からも言われる程にやらかした感が強い。

 やはり、これからの為に威力を調整しないといけないなぁ。


「アリスさん、ドンマイ」


「まぁ、雷魔法は威力の調整が難しいですし、アリスさん自身に落雷しなかっただけマシですよ」


 アンナさんとファナの励ましで、ボクは少し安心する。

 しかし……。


「言っておくが、調整が必要と言ったのはあくまでも実技授業ではだ。 1か月後にバトルフェスタが行われるが、そう言った催しでは自重する必要はないぞ」


「「「ええ……」」」


 トッシュ先生のこの後の発言で、ボク達はドン引きした。

 というか、さりげなくネタバレしてませんか!?

 1か月後にバトルフェスタが始まるって……。


「アリスの事情は教師陣にも共有してるのさ。 今後のバトルフェスタのような催しで、実力を発揮させて、ワルジール魔法学校の鼻をへし折ってやろうと言う教師もいるくらいだ」


「うわぁ……」


 他の先生達にも、ボクの事情を共有していたのかぁ。

 多分、クレス校長なんだろうなと思ったが、ファナの怒りから見て確信に変わった。


「さぁ、次は風の初級魔法【エアシュート】を実演する。 新しい的を用意できたしな。 みんなは離れて見てくれ」


 どうやら新しい的が用意されたみたいで、次は風の初級魔法を実演するようだ。

 これも精神を集中させて放たないと、風が無差別に巻き起こし、吹き飛ばされたり、女子は下手すればスカートが捲れてしまう奴だ。

 トッシュ先生が、離れるように言ったのもその為だろう。

 ただ、雷魔法よりは調整しやすいかな?

 ストームは範囲魔法だから難しいけど。


 トッシュ先生の実演の後、順番にやってみたが、やはり数人は精神にブレがあった模様で、吹き飛ばされなかったが、何回かはスカートが捲れてしまい、スカートを押さえる羽目になった。

 男子が申し訳なさそうに顔を赤くして目を反らしていたしね。

 ボクも何とか威力の調整にも成功し、的を倒すだけに止める事が出来た。


「よし、次は火属性縛りの模擬戦を行う」


 そして、いよいよ火属性縛りだが、模擬戦を行うとトッシュ先生が言った。



よろしければ、広告の下の評価(【☆☆☆☆☆】のところ)に星を付けるか、ブックマークをお願いします。


作者のモチベーションの維持に繋がります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ