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第101話 ミルト君に手料理を

「ふん、ふふん、ふーん♪」


 デートが終わった翌日の昼下がり。

 ボクは寮にあるキッチンで料理を作っていた。

 もちろん、ミルト君に振舞う料理だ。

 今日の彼は、キルスさんとジャック君と一緒にトレーニングの真っ最中だ。

 男同士の熱きトレーニングは、この学校の別の意味で腐った女子がネタにしそうだけど、ボクはその気はない。

 

 ただ、普通に三人で強くなるためのトレーニングだしね。

 特にミルト君はボクがブラッドの分身体に連れ去られそうになった事で強くならないとって思ってるみたいだしね。


「よし、ミドルバードの唐揚げはこれでいいかな?」


 今ボクが作ったのは、食用にも使えるミドルバードの肉を使った唐揚げだ。

 ボクの故郷の町でよく出現するミドルバードの肉は、唐揚げや焼き鳥によく使われているのだ。

 そのため、あの鳥を使った鶏肉料理がボクの故郷の郷土料理として親しまれているのだ。


「あとは、ミミルライスを使った焼き飯と野菜サラダ、ミドルボアの肉を入れたコロッケだね。 これももうすぐ出来そうだね」


 さっきの唐揚げと並行して作ったのが、野菜サラダとここで生産された米『ミミルライス』を使った焼き飯だ。

 ボクが住んでいる寮は、キッチンも大きめなので複数の料理を並行して作れるのが強みだ。

 まぁ、大体は学校内での食堂でご飯を食べるんだけど、今回のバトルフェスタのようは大型の行事がある場合は、休みの日は食堂も休みになるので、その場合は自炊か町へ出ての食事または、簡単な物を買って帰るのいずれかになる。


「初めてミルト君の為にご飯を作るからね。 お口に合うといいけど」


 ボクが料理が得意なのはあまり教えてはいなかったが、デート前に教えたのだ。

 また、一緒に料理を作るのは夕方の楽しみとして取っておきたい。

 それでもミルト君に初めてボクの手料理を食べさせるのだから、お口に合うのかは不安なんだけどね。


「よし、焼き飯は完成。 野菜サラダの盛り付けも終わったし、後はコロッケか」


 焼き飯も野菜サラダの盛り付けも終わり、後はコロッケが出来上がるのを待つだけだ。


「ただいまー。 あ、いい匂い」


 そこにミルト君がトレーニングを終えて帰って来たのだ。

 髪の毛が濡れている辺り、トレーニング室内のシャワーを使ってきたのだろう。


「お疲れ様、ミルト君。 ご飯がもうすぐ出来るから待っててね」


「アリスさんの手料理ですか?」


「うん。 そうだよ」


「もうすぐなんですね? 楽しみにしてますよ」


 心なしかテンション高めのミルト君。

 彼も楽しみにしてくれてよかったよ。

 そう思いながら、今出来上がったコロッケを皿に乗せる。


「お待たせ。 さぁ、召し上がれ」


「すごい美味しそうだ。 いただきます!」


 出来上がた料理を見て、美味しそうに眺めるミルト君は、挨拶を済ませた後すぐに料理を食べ始めた。


「どうかな?」


「うん! すごく美味しいです!」


「えへへ、お口に合ったようでよかったよ。 沢山食べてね」


「はいっ!」


 本当に美味しそうにボクの作った料理を食べるミルト君を見て、すごくホッとしたと同時に美味しいと言って貰えたことで作った甲斐があったなぁって思った。

 そんなミルト君と一緒に、ボクも自分の料理を食べ始めた。


 なにはともあれ、ボクはミルト君の胃を掴むことにも成功したのだ。


 次は夕方に一緒に料理をする約束をしているのだし、もっと頑張って作らなきゃね。



次回は諸事情により、11月12日(土)に更新予定です。


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