その20。
こうして番になったヒビカと
スイミはヒビカがいる水槽で
暮らすことになった。スイミは
「この水槽の中の水はとても
透き通っていますね。」
それに対してヒビキはこう説明する。
「この水槽だけじゃなくすべての
水槽には海水浄化装置がついていて
どれだけ汚い海域でもきれいに
出来ると聞いてます。
俺の部下と番と子供たちは
大喜びです。あと濾過された
海水は海に捨てているそうです。」
そう説明した。森羅万象2号は
濾過した海水は船外に排出される。
もちろんろ過したきれいな
海水でありその辺の海水より
きれいである。そうして航行している
森羅万象2号の後ろにいつの間にか
人魚が数人ついてきている。
艦橋にいた信濃宮司が
レーダーで顔出して付いてくる
人魚の反応に気が付いた。隊長の
ミスミに
「今レ―ダ―に水面に人魚が数体
確認出来た。なんか訳ありな
ようだから話しを、聞いて
来てくれないか?」
ミスミにそういうとミスミは
ヒビカに念話でいう。
「ヒビカ悪いが出撃だ。船の
後ろに人魚が数人ついてきている。
なんか訳ありだから理由を
聞きに行きたい。頼むよ。」
そう言ってヒビカに乗り人魚の元に
行く。船外に出てからヒビカと
隊長のミスミは
念話で人魚たちに声掛けする。
「貴女方は人魚ですよね?
お聞きしたい事があります。
何故この船に
ついて来るのですか?」
優しく威圧感与えない様に
優しい口調で声を、かける。
すると人魚達は
「この船から出る海水があまりに
きれいなのでついあとを、つけて
しまいました。害を、するとか
そういうつもりはないです。」
どうやら人魚達がいる海域の
水質汚染がひどいらしく有志を、
募り新たな新天地を、探して
いた時にこの森羅万象2号の
きれいな排水に惹かれてしまったと
言う事らしい。理由が
分かれば問題無いし信濃宮司に
知らせに行く。
船に戻り艦橋にいる信濃宮司に
伝えると
「じゃあちょっと寄り道して
いきますか?。困っている人魚の
為に汚れた海の調査とあと
人魚達も助けたいしね。」
困っている者がいたらたとえ
言葉が喋れない虫でも助けの手を、
差し伸べる信濃宮司である。
その前に国王陛下に
困っている人魚がいる事を、
知らせて寄り道の許可を、
得る事にした。
「陛下先ほど人魚から助けて
欲しいと懇願されまして少し
寄り道してよろしいですか?」
人魚が困っていると聞いた
国王陛下は
「ならば手助けしない訳には
行かないだろう。多少の寄り道も
問題無い。頼みましたぞ。信濃殿。」
こうして原因調査の為に寄り道
する事になった。




