ギャルとオタク、校則について話し合う ④
家に帰りベットにダイブする。ハウスダストが舞い上がったのか、ブレクションと意味の分からないクシャミが出た。
頭の中を整理する。ギャルは学校で俺の無視を継続するらしい。とんだおてんば娘だ。まあ、自分の思い通りに動かない所も可愛い所なのだが。
取りあえず俺の目標としては彼女に無視されなければそれでいいのだが、それを実現するには、(自分と仲良くすると成績が悪くなる)と思っている彼女の思考を何とかしないといけない。
普通に解決するなら三つ考えが浮かぶ、①彼女が戦っている校則を変更する。②彼女と仲良くしても成績が下がらない証拠を見せる。③彼女が校則に従う。
一つ目の意見に関しては難しい。もう決まっていて、それが明らかに間違っていると言いきれないものを、生徒である俺がいくら否定しようと許可を貰えるはずがないだろう。
二つ目、成績が下がらない証拠。そんな物も見つけられる気がしない。もし見つかったとしても。彼女が納得するかはわからない。
三つ目、これは俺がやりたくない。彼女の自由を愛する意思は俺の好きな所でもある。否定なんてしたくない。
取りあえず、ごり押しでギャルと仲良くしに行く、そんな手を思いついた。
俺もギャル成分を蓄えることが出来て、なおかつ彼女も寂しくないはずだ。本心では俺のことが嫌いでは無いとわかったんだから。
よし、そうしよう。行動が決まったので、ギャルに連絡する。
SNSを開く、緑色のアイコンをタップ。ライノを開く。
ギャルのアイスクリームを食べている写真をタップ。そういえばアイスクリーム、アイ スクリーム 私は叫ぶ、と英語を日本語に略すことが出来ることを思い出した。ギャルの今にぴったりのアイコンだと勝手に思う。
ギャルに向かって、情報を飛ばす。
(明日も仲良くしてくれないとイタズラしちゃうぞ ハート)と打った。少し気持ち悪いかもしれないが、まあいいだろう。
返信はすぐに来た。
もうちょい、真面目に考えろよ、と書いてある。
真面目に考えているのだが、なにか? と返した。
私は無視するからな、あと煽ってくんな。と返ってくる。
イタズラしてもいいんだな?
イタズラって何する気なんだよ。
言わせんなよ、恥ずかしいだろ。
告白待ってる乙女か!! さっさと言え。
今思いついたんだけどさ。
なにを? とウサギの絵文字でギャルがスタンプを打った。
俺は、ギャルに学校で無視されるわけじゃん。
そうだな。
つまり、透明人間プレイってことでいい?
返信は、なかなか来ない。既読ついてるのに。既読って残酷なシステムだと思いました。
少し時間が経ってから、着信音が鳴る。
おい、分からなくて調べたけど、露骨なセクハラじゃないか。やめろ!!と返ってきた。
俺わな、ギャルさんよ、やると決めたら、やる男なんだぜ。と返す。
それ、格好良いことして、言うやつだから。使いどころ間違ってんぞ。
また俺、何かやっちゃいましたか?
それも、使いどころ違うから!!
まるで、将棋のようだ。
何がだよ。将棋要素ゼロだわ。
もう風呂入って寝るから。お休みオタク。とギャルから区切りのライノが届く。
おお、おやすみ。と返して。ベットから起き上がった。




