荒野の絆 その2
牢屋に捕らわれた男。ボスコ。明日彼を連行する。
[オイ、囚人!釈放だ!出ろ!][意外と早かったな。で、誰なんだ?俺を釈放させたのは?][盗賊団だ。知ってるだろ?][………イイヤ。名前は?][スモーキーガンナーとか言ってたな。知ってるだろ?][………スモーキー?………知らんなー。聞いた事もねーや][惚けた奴だ。明日会うんだろ?]
次の日の話しだった。
[さて、俺は知ってるな。こいつはピート。お前を引き渡しに行く。ついてこい][………あのよー。昨日、警備に聞いたんだが。俺を引き取る奴だが…………知らんのだ][知らない?貴方は組織の人間では?]ピートがボスコに聞いた。[イイヤ。単独で行動する、盗賊だが。大体にして俺ら盗賊は群れるのが嫌いなんだ。盗賊団なんて盗賊の端くれにも満たない野郎共だぜ][レオさん。なら、何故彼を釈放しろと?][ピート。盗賊には2つのタイプがいる。ボスコの様に孤高の盗賊もいるが、そうゆう輩を利用したい奴等もいる。裏金が動くケースもある][なるほど。今回はそのモデルケースですね][こいつが嘘をついてなければな]
ピートはボスコの顔を見た。
[さて、時間にはちと早かったかな?どうだ?ボスコ。少し休もうか?][なあ、レオ。連中の狙いは本当に俺か?随分と警備を付けているみたいだが。手薄になった場所は無いのか?][とにかく、アンタを指名してるんだ。今の所はな][………彼らの狙いが他にあるとしたら………][ピート。余計な事は考えるな。今はボスコの護衛に集中するんだ]
林の奥から馬に乗ったフードの男がゆっくりと走って来た。
[随分と早いんですね。保安所の方々は][アンタが盗賊団か?][スモーキーガンナー。貴方を保釈する組織の人間ですよ。ボスコさん。さあ渡して貰いましょうか?]レオ・バレッタは隠れてついてきた警備をチラッと見る。伸ばせて合図を送る。[ホウ。アンタがスモーキーガンナーか。覚えておこう。ボスコをどうするつもりだ?こっちも報告する義務があってな][スカウトですよ。レオさん。この前はすいませんでしたね。うちの若い衆がだらしない真似を][スカウトね。それで、ズバリ聞くが貴様らの狙いはなんだ?][いいでしょう。教えますよ。この大陸の支配です。絶対的な権力、金そんな類いですかね]
続く




