任務開始
レオ・バレッタは二丁拳銃を持つ孤高の保安官だった。ある日、酒場で賞金首ボスコを捕らえた。
次の日、就任した新しい保安官、投げ縄と格闘の使い手ピートに出会う。帰りがけレオと虎のチャンクは盗賊団に襲われ、ボスコを釈放しろと迫られる。ギリギリの所で魔法使いのクノイチ、剣 美里に助けられる。
世界各地で暴動を起こしている仮面邪教僧と繋がっている盗賊団とは何者なのか?
数多の謎を抱えながら彼らの任務は始まった。
次の日は雨だった。
ため息をつくレオ・バレッタ。
[ハアー。雨か。雨の日は照準が定まらないんだよなー。初日からコレか?][おはようございます。先輩。雨ですね][まぁアタイは構わないんだけどね。アンタラは乗り気じゃないんだろ?][できれば避けたいな。どうだ?ピート][そうしましょうよ。ミサトさん][マアね。アタイ一人でも構わないんだがね。少し出かけて来ようかね。アンタラはここに居るんだろ?][アア。無茶はするなよ。ミサト][知ってるかい?レオ・バレッタ。人はね多少なりともリスクを背負ってんだ。無茶はするさ]
雨の中、剣 美里は外に出た。
[凄いですね。あの人は。任務の為に自分を犠牲にしている。僕はそう分析しました][かもな。それがアイツの仕事なんだろ?クノイチなんてそんなもんさ][レオさんは?][俺か?無事に帰ってこれりゃそれで良い。金より命だ。賞金首なら腐るほどいるしな][もっともな意見ですね。僕は先輩方が無事ならそれで良い。縄使いなんてそんなもんですよ][………悲しい性だな。俺に気を使わなくて良い。好きにやれ][アノ〜………レオさん。今までチームを組んだ事は…………][聞くな!ピート。二度と聞くな!][………すいません…………]ピートはビックリして謝った。
ミサトは情報収集で酒場に行った。
掲示板を見ながら腰に手を当てる。
[相変わらず賞金首が多いな。この中で例の盗賊団と関係があるのは…………][オイねーちゃん。盗賊団を探してるのかい?]酒場のマスターが話しかけた。[アア。そうさ。マスター。何か知らないかねー?][知ってるっちゃー知ってるがね。普通に近づいてもアブクになるだけだよ。やるなら潜入だね。ねーちゃん変装は?][アタシャー、クノイチだよ。変装位お手のもんさ][なら、ここに行ってみな。今、地図出すから、待ってな。オラーな、酒場のマスター兼情報屋なんだ。情報じゃ食えねえから酒場に居るだけでな][ありがとよ。手間賃は保安所に請求してくれ][要らねえよ。出世払いだ。アンタも………あれだ。女の出世は結婚だからな。はえーとこ足洗えよ][余計なお世話だよ。情報屋]ミサトはニコッと笑った。[アイヨ。ここだ。気をつけろよ。お嬢さん][アタイには、似合わない言い方だね。お嬢さんなんて]ミサトは一枚の紙を受け取り、酒場を後にした。
行きがけにレオとピートに会いに行く。
[今、帰ったよ][どうだ?何か掴めたか][アア。アンタラに頼みたい事がある。明日、ここへ行きたいんだ][盗賊団のアジトか?でかしたぞ。ミサト][アタイが潜る。ただアンタラはその手前でいざこざを起こして欲しいんだ。で、連中がアタイを保護する。中の情報はアタイが流すから][つまり………ミサトさんが囮に?大丈夫?]ピートはレオを見た。[確かに。リスクが高い。中の様子も解らない状況だ。戦力も。昨日の連中が全てとは言い切れんしな][………連中を炙り出す作戦は?で、手薄になった所をミサトさんに任せる。どうです?レオさん][……いずれにしても衝突は避けられないか。ピートの案が無難だな]
[オウ。暇か?お前たち。昨日の盗賊団が、早速動いたぞ。ボスコの身柄を明日迄に渡せだとよ]ボスが部屋に入って来た。[やりましょう。ボス。奴の釈放を][なんだと!][まあまあ。俺達に考えがありますから。無駄に手渡す訳にはいきませんから][………なんだ?考えって][良いですか?ボスコは危険な目に逢ってでも取り戻したい。それには何か理由があるはず。奴が吐かないなら、乗るまでです][………わかった。護衛は付けてやるよ。上がうるさくてな。引き渡し場所は何処が良い?][連中のアジトの近く。かつ見渡せる場所。俺とピートがボスコを引き連れて行く。ミサトは隙を見て変装して潜入する。どうだ?][さすが先輩。異論はありません][アタイもだよ][ミサト。生きて帰って来い。任務は以上だ][そうです。本編は帰ってからですから][ミサト君。済まんな。就任早々、無茶をさせて…………][フン。わかったよ。連中の戦力やら、必要な情報を盗んだらずらかるさ]
続く




