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ライトノベルのパイオニア

 俺たちはしばらく言葉を発せなかった。

 だって、信じられるか?

 俺たちがタイムスリップしたなんて……。

 それも大日本帝国がある一九三〇年になんて。

「なあ、これからどうする?」

 最初に言葉を発したのは英二だった。

 俺はというとまだ呆けていて、「あっ、えっと……」しか言えなかった。

「どうやって帰ればいいんですかね……」

 比企谷が不安そうに俺を見てくる。

 綾小路も英二もだ。

 しっかりしろ、俺。

 この中のリーダーは俺なんだ。

 両手で頬を叩き、気合いを入れる。

「そうだな。まずは……」

「おい、貴様らそこでなにをしてる」

 後ろから急に声をかけられた。

 振り返ってみると警官らしき制服を着た二人組の男がいた。

 いや、この人たちはきっと警官だ。

 ただ現代の制服とは違うだけで。普通の警官はサーベルを腰に帯刀なんてしてないし。どんどん、こちらへと近寄ってくる。

「逃げるぞ、英二、比企谷、綾小路」

「逃げるってどこにだよ」

「とりあえず、みんなで俺についてこい!」

 この一九三〇年の東京でどこに行けばいいのか、まったくわからなかったがとにかく捕まれば面倒な事になるのだけはわかる。

 俺たちは全速力でその場から逃げ出した。


「ぜぇ……ぜぇ……ここまでくればいいだろ」

 あれから走り回って、どこともわからない表通りまでやってきた。

 看板には神田って書かれてある。

 神田……どっかで聞いたことあるような。

「涼宮部長、家に帰れないならどこか泊まるしかないですけど、僕らどこで泊まればいいんでしょうかね」

「それは……」

 言葉に詰まる。

 一九三〇年の東京に泊めてもらえるあてなんてない。

「ホテルとかないんですかね」

 綾小路が珍しく自分から意見を発した。

 綾小路でもこういう時は協力してくれるんだな。

「……思い出した」

「どうしたんですか、涼宮部長」

「神田っていや、明治からの学生街だ」

「学生街と今の状況が関係あるのか?」

 英二が口を挟む。

 俺は続ける。

「学生街ってことは学生が泊まれる下宿屋があるはずだろ。東京は東京出身の学生だけが通う都市じゃない。地方から東京にやってくる大学生が泊まる宿がこの近くにあるはずだ」

「よくそんなこと知ってますね」

「神田には神保町があるからな。世界一の本の街。その繋がりで思い出したんだ。昔、この辺に住みたいと思って調べたんだよ。なんせ、ありとあらゆる書籍が集まる神保町があったからな。オタクなら一度は住みたいと思う街だ」

「俺は思ったことなんてないけど、今はその知識に助かったぜ。みんなで手分けして下宿屋がないかどうか探そう」

 みんな頷く。

 やっと俺、役に立てたな。知識だけは無駄にあるからな。伊達にオタクサークルの部長をやってないぜ。

 五分後、下宿屋「神田ハイツ」を見つける。

 木造の二階建ての古い家屋だ。どことなく歴史を感じる。泊まるには悪くなさそうだ。

 だけど、困ったことがあった。

「なあ、誰か金を持ってるか? この時代に通じる金だ」

「そんなの持ってるわけないじゃないですか」

「だよなあ」

 俺の問いに比企谷が呆れた声で答える。

 今度こそ本当に困った。

 誰もこの時代の紙幣なんて持っちゃいない。

 困っていると今まで黙っていた英二が口を開いた。

「俺がなんとかする」

「なんとかってどうするんだよ」

「黙ってみてろ。失礼しまーす。ここのご主人か女将さん、いらっしゃいますかー!」

 英二の大声に反応し、扉が開かれる。

 中から着物を着たおばさんが出てくる。

「はい、私が女将の中村ですが」

「中村さん、頼みがあります。どうか、この下宿屋に俺たち四人を泊めてください! 俺たちは下宿代を持っていません。でも、泊めさせてもらえば働いて必ず下宿代をお払いいたします」

 英二はこの場で土下座した。

 なんとかするって、土下座することだったのかよ。

 でも、英二のやつ、俺たちのために土下座してくれたんだ。

 普段は冷めてるけどこういう時は誰よりも前に出てくれる熱い男だ。

 このまま英二にだけ、いい格好させるわけにはいかないよな。

 俺も英二に続いて土下座した。

「お願いします。ここに泊めさせてください。俺たち行き場がないんです」

 先輩二人の土下座する姿を見た比企谷と綾小路も土下座する。

 男四人が土下座する光景は傍から見れば異様でしかないだろうが、これ以外に俺たちに方法なんてないんだ。

「やめてくれよ。そんなことしたって、無一文を泊めさせるわけにはいかないよ」

「そこをなんとか」

「お願いします!」

 なりふり構わず、何度も頭を下げて懇願し続ける。

「わかった、わかったから、そう大声を何度も出すんじゃないよ。近所の噂になるだろ。部屋は余ってるからあんたたちを泊めてあげるよ。その代わり、下宿代は必ず払ってもらうからね」

「ありがとうございます!」

 俺たちはお互い顔を見合わせた。

「あっ」

 比企谷の腹の音が鳴った。

 ここは代表して俺が言おう。

「あの、すみません。泊めてもらうついでになんですが、ご飯もご馳走してもらえないでしょうか。その、俺ら無一文で」

「まったく! ご飯代も貰うからね」

「ありがとうございます!」

 その後、中村さんのご厚意で晩御飯もご馳走してもらい、風呂にも入った俺たちは二階の大部屋に泊めさせてもらった。

 四人で一つの部屋だが、ここまでしてもらったんだ。贅沢は言うまい。

 夜になって、俺たちは布団を被りながら四人で会議をする。

 会議の内容はこの先どうするかだ。

「どうやったら、元の時代に帰れるんだろうな。英二、お前そういやファンタジーだけじゃなくSFのラノベも書いてたよな。なんか知らないか、こういう時の対処法とか。どうすれば帰れるのかとか」

「無茶言うな。SFに詳しいからって帰る方法がわかるわけないだろ! タイムスリップなんてフィクションの中だけの話だ!」

「じゃあ、今の俺たちはなんなんだよ!」

 ヒートアップする俺たちに比企谷が止めに入る。

「まあまあ、二人とも落ち着いて。そもそも、俺たちって生きてるんですかね?」

「どういうことだ?」

「ひょっとしたら、あの地震で死んでて。ここはあの世だったりして……」

「その可能性は俺も考えなかったわけじゃない。でも、胸のところに手を当ててみろ。心臓の鼓動がするだろ。俺たちは生きている。それだけは確かだ」

 英二が言った通り、胸に手を当ててみる。

 ドクドクと心臓の鼓動がする。

 生きているのは間違いないみたいだ。

 俺はずっと考えていたことをみんなの前で話す。

「なあ、俺たちがこの時代に来たのって、なにか意味があるんじゃないか?」

「意味ってなんすかー?」

 綾小路が珍しく口を挟む。

「つまりだ。俺たちは神様かなんかにこの時代に飛ばされて、役目を果たさせるためにいるんだ。意味があるんだよ、このタイムスリップには!」

「役目ってなんだよ。厨二病もたいがいにしろ。だいたいさ、俺たちになにができるんだ? ただのオタクだぞ」

「オタクだからこそだよ、オタクにしかできないことがきっとあるんだって!」

「そんなもんあるわけないだろ。とにかく、今は生きていくことを考えよう。明日はみんな働き口を探すんだ。下宿代と飯代くらい稼がなきゃ泊めてくれた女将に申し訳がないからな」

 そう言って、英二は布団にもぐる。

 英二は否定するが、俺にはきっとこのタイムスリップには意味があると思う。

 だってそうだろ。タイムスリップなんて普通じゃない。神様が俺たちになにかをさせたがっている。じゃなきゃ、こんな事起こるわけないんだ。

 でも、英二が言ったように俺たちオタクになにができるんだろうか。

 考えても考えても思いつかなかった。

 次第に眠気がしてきて、意識があっさりとなくなった。


 朝になり、布団をたたみ、女将の用意してくれた朝ごはんを食べたら、早速俺たちはそれぞれに分かれて働き口を探した。

 といっても、簡単に見つかるわけでもなく、ひたすら歩いた。

 あちこち見て回ったが、人手不足の現代ほど雇用があるわけでもなく、いつの間にか銀座にまで来ていた。

「銀座か、初めて來るな」

 そのまま、フラフラ歩いているとカフェの給仕の募集の張り紙を見付けた。

 張り紙には男性歓迎。月収三十五円と書かれてあった。

 三十五円って高いのか? 安いのか?

 この時代の平均的な給料がわからない。

「とにかくここで働こう!」

 さっそく、給仕を募集しているカフェー・パウリスタまで行き、店長と話した。

 面接はスムーズに行き、明日から働きに来てくれとのことだった。

 まったくの偶然だったのだが、このカフェー・パウリスタは小説家の芥川龍之介が通っていたり、後にビートルズのジョン・レノンが通うような知識人や文化人が集まる歴史ある由緒正しい喫茶店だったのだ。この当時、コーヒーだけを提供する純喫茶というのは珍しく多くの著名人が通っていた。

 ただ、俺はそんなことを露とも知らず、とりあえず、サークル部長が無職っていう最悪の事態は回避できたことを無邪気に喜んでいた。

 宿に帰ると英二と比企谷と綾小路が気まずそうにしていた。

 話を聞いてみるとどうやら働き口が見つからなかったらしい。

 見つかっても雇ってくれなかったとか。

 俺も偶然見つけられたからよかったものの、ひょっとしたらこの三人みたいになっていたかもしれない。

 俺は気負うなとだけ言った。

 この様子だと当分は俺が稼ぐことになるかもしれないな。

 

 次の日、早速俺はカフェー・パウリスタに向かった。

 給仕としてたくさん働いて、あいつらの飯代と下宿代も稼がなきゃならない。

 そう思うと俄然と気合いが入った。

 急に肩をトントンと後ろから叩かれる。

「ねぇ、あなたが今日からの新人さん?」

 振り返ると女給姿の女の子がいた。

 声をかけてくれた女の子はすごい可愛かった。

 世が世ならアイドルとして売り出せそうなほどの逸材。

「はい、そうです。涼宮大吾って言います。よろしくお願いします!」

「わっ、おっきい声。いいね、男の子はそれくらい元気じゃなくちゃ。私は西園寺初音。この喫茶店で働く君の先輩だよ。よろしくね」

「ええと、西園寺さん?」

「初音でいいよ。親しい友達はみんなそう言うし」

「もしかして、俺と同い年くらいの学生ですか?」

「そうだよー。東京女子大学の学生って聞いたら、君も聞いたことあるでしょ」

「あ、あー、はいはい、知ってます」

 嘘だった。俺は全く知らなかった。

「だよねー。うちの学校有名だしね。なかなかいないんだよ、私みたいな人。しかもちゃんとこうして働いている自立した女なんてのはね。やっぱり、今の時代は女も黙って男の三歩後ろを歩くんじゃなくて、女も教養をつけて働いて男と一緒に並んで歩くぐらいの強い女であるべきなのよ!」

 初音さんは髪をさっとかきあげる。

 タイムスリップしたばかりの俺は気付いてすらいなかったが、これは彼女なりの自慢だったのだ。この当時は女性が大学に通えること自体が珍しく、東京女子大学の学生といえば実家が娘に大学に通わせられるほどのお金持ちでなおかつ教養のあるお嬢さんということがその出身の大学を言うだけでわかるのだ。

 それでいて、庶民と同じように働いてもいるお嬢様となるとめったにいない。

 簡単に言えば、私は実家がお金持ちでなおかつ大学に通うほどの教養もあり、それでいて働きもする自立した女性だということをアピールしていたのだ。

 しかし、この当時のことを全く知らない俺は素直に

「そうですねー」

 と答えていた。

 初音さんはがっくりと肩を落とし、

「あ、あのね。涼宮君だっけ。君、私の凄さがわかってないよね」

「え?」

 凄さってなに? 今のところのどこに凄い部分があったんだろうか?

「そうだ! 君、読書する? もちろん、私はするよ。学術書だけじゃなく小説も嗜んでいる。やっぱり、一流の女性としては読書は基本中の基本だから。芥川龍之介でしょ、江戸川乱歩でしょ、谷崎 潤一郎でしょ、川端 康成といったこの辺の有名作家はもちろんおさえてるから、全作品の話が通じるわよ。もちろん、ヘルマン・ヘッセ、ドストエフスキー、コナンドイル、それどころか最近話題のミステリー作家のアガサクリスティーも全作品買ってるわ。ね、私ってば凄くない? 女の子なのに小説にも明るい私って凄くない?」

 今にも褒めて褒めてと言わんばかりの初音さんに対して俺はというと笑顔で

「俺でも知ってる有名作家ばっかりですね」

「なっ……!?」

 落雷でも落ちたかのような衝撃を受けていた。

 あっ、やべっ、言っちゃいけなかったかな。

「……嫌い、嫌い! 涼宮君なんて、大っ嫌い! この店の事を教えてって言われても教えないんだから!」

「俺はいいと思いますよ、ミーハーでも!」

「誰がミーハーよ! もう話しかけてこないで!」

 フンっと言いながら立ち去っていく初音さん。

 しまった。完全に嫌われてしまった。

 でも、今のはどう返せばよかったんだ?

 昔から女心がわかってないと英二から言われてたなあ。

 どうにか、そのうち仲良くなれないだろうか。

 同僚とずっと仲悪いってのも仕事に支障をきたしそうだしな。


 その後、給仕としての仕事をこなしながら、だんだんこの喫茶店が普通の喫茶店ではないことに気付いた。

 なんせ、來る客の身なりがあきらかにいいのだ。

 最初は銀座だからお金持ちばかり来るのだと思っていたが、どうも違うということがわかった。

 お客さんの多くはこの店で提供されるブラジリアンコーヒー目当てだ。

 この店特有の落ち着いた雰囲気がお金持ちを引き寄せるのかもしれない。働きながら、そう結論づけていた。

 仕事から帰ると英二と比企谷がまたしても浮かない顔をしていた。

「仕事は見つけたけど、俺たちじゃ力不足だって」

「この時代の人たちに比べるとあきらかに僕らの身体ひ弱ですもん」

「そっかー。そりゃ、しょうがないな」

「涼宮団長は怒らないんですね」

「仕事が見つからないくらいで怒るかよ。それにタイムスリップした俺たちはもう一蓮托生なんだ。助け合ってこの時代を生きていこう」

「大吾、頑張って帰ろうな!」

 涙ぐむ英二に肩を寄せる。

「俺たち男同士の友情は不滅だ!」

「僕、涼宮部長に一生ついていきます!」

 比企谷にも肩を回し、気分よく答える。

「おうおう、ついてこい……そういや、綾小路は?」

「今出てますね」

 するとタイミングよく綾小路が帰ってくる。

「涼宮部長、ただいまー」

「帰ったか、綾小路。仕事は見つかったか?」

「うーん、見つかったけどオレには合わないよー」

「イラストレーターから別の仕事をやれってのも難しいか」

「うん。だから、オレはイラストで稼ぐよ」

「どういうことだ?」

「そのままの意味だよ。画材を買って、人の集まりそうなところで絵を描いて売ってみる。オレにはもうこれしかないと思うんだよね」

「いいな、それ。綾小路はプロのイラストレーターだったし、描いた絵は売れるんじゃないか」

「でも、綾小路のイラストはアニメ調だ。この時代の人たちに売れるのか?」

 話を聞いていた英二が尋ねた。

 綾小路に代わって俺が答える。

「売れるさ。この時代にアニメ調の絵なんて見たことあるか? 物珍しさで売れるに決まってる」

「ちょっとした現代知識無双ってやつ。現代のイラスト技術を使ったオレの絵、珍しいから超売れると思うんだよねー。……ただ、その画材を買うお金がなくて、涼宮部長の給料から前借りしたいんだけど」

「そういうことなら、給料の前借りを頼んでみる」

「いいなー、綾小路さんには昭和でも活かせる技術があって。僕の二次創作小説を作る能力なんてどこで活かせばいいのやら」

 羨ましがる比企谷に綾小路はそっと肩に手をやる。

「大丈夫だよー。比企谷くんの才能はどっかで役に立つよー」

「だといいんだけどなぁ」

 現代知識無双か。この時代で知ってて役に立つ知識ってなにかあるんだろうか。

 この時代のことなんて、ろくに知らない。

 ただの大学生が祖父より前の時代のことなんて知ってる方が珍しいだろう?


 今の無一文の俺たちにできること……。

 勤務先の喫茶店に行く前に考え事をする。

 綾小路みたいになにか知識や技術を活かせないだろうか。

 テレビを作るとかどうだろう。絶対に売れるぞ。

 ……いや、俺テレビの作り方なんて知らねーわ。

 こうして考えると身の回りにある便利なものの作り方って、現代人ってほとんど知らないんだな。

 知らないうちに使ってる。そう考えるとこわいな。

「おっ、あんなところに本屋がある。ちょっと寄ってくか」

 本屋に入ると当然だが知らない本ばかり売ってる。

 小説が人気があるようで、小説のコーナーが広い。

「もう漫画なんてあるのか」

 漫画を手に取ってみる。

 今の進化した漫画と違って、完全に子供向けって感じだ。

 漫画があることを考えるとこの当時の印刷技術はすでにそれなりに高いのかもしれない。

 それにしても暇だな。ラノベでも探してみるか。

 この当時のラノベってどんなのがあるんだろう。

 小説コーナーを探すも見つからない。

 ジュブナイル小説のコーナーに江戸川乱歩の本はあるが、ライトノベルはない。

 あっ、そうか! 漫画はあってもライトノベルはこの当時ないんだ。

 待てよ、ライトノベルが始まったのっていつだったっけ? たしか、昔読んだ本じゃライトノベルってのは後からつけられた呼称で。ジュブナイル小説を明確にライトノベルって売り出したのは相当後だったって。

 明確にパイオニアと呼ばれるようなラノベは存在しない。

 その時、点と点が繋がった。

 ラノベと二次創作小説を書ける仕事がない英二と比企谷。

 存在しないライトノベル。

 俺が、いや俺たちが、ライトノベルをこの時代に作り出すのはどうだろう。

 これが今の俺たちにできる最高の現代知識無双じゃないだろうか。

 そうと決まったら、英二と比企谷に原稿を書かせて出版社に持ち込もう。

 燃えや萌えなんてこの時代にはない。

 きっと編集者たちは度肝を抜くぞ。

 俺たちがライトノベルのパイオニアとなる小説を創り出すんだ!



 

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