第100話『二日目の実習』
朝の光の中を、班の五人と引率のリナ、六人で森の奥へ分け入っていく。ゆうべの寝不足は、まだ誰の足にも残っていた。
開けた斜面の手前で、リナが足を止める。
「今日は、ここからが本番よ。……私は、後ろからついていくだけ。手は出さないわ」
ノナが目を丸くした。
「出さないって……戦いも、ですか?」
「命が危なくなれば、もちろん助ける。でもそれ以外は、あなたたちだけでやりきってもらう。この谷を下って、向こうに見える尾根——あの頂の目印まで登って、戻ってくる。索敵も、道の選び方も、戦いも、全部あなたたちの判断でね」
尾根は、谷を挟んだ遥か向こうにあった。木々の切れ目から覗く稜線は、半日がかりの道のりに見える。
「引率なしで動けるかどうか。それを、私が後ろで見てるわ」
四人が、顔を見合わせる。昨日までは最後尾にリナがいるという安心がどこかにあったが、今日は、助けを当てにできない。
「……ケイ、頼む」
ゴルドが、短く言った。レトも、弓の弦を確かめながら頷く。
「あんたの目が、俺たちの目だ。いつも通り、頼むぜ」
その一言が、思いのほか、背を押した。
先頭に立って、気配を開く。谷の空気は湿って鳥の声も遠いが、半分眠ったような頭の奥で、それでも気配だけは、はっきりと澄んでいた。
斜面を下る。足場は悪く、濡れた落ち葉に、幾度も足を取られそうになる。
リナは言葉通り、数歩の距離を保って後ろをついてくるだけで、助言も指示もなかった。道は、こちらで選ぶしかない。
気配で先の安全を確かめながら、崩れやすい斜面を避け、獣道の細い筋をたどっていく。
獣道が細くなったところで、ふと足を止めた。前方の落ち葉の積もり方が、周りより高く、わずかに不自然に盛り上がっている。
「そこ、踏むな」
枝を拾って盛り上がった葉の中央へ差し入れると、手応えなく、すっと沈んだ。落ち葉の下に、掘られた穴が、薄く覆い隠してある。
「落とし穴だ。獣のか、人のかは知らないが……嵌まれば、足くらいは持っていかれる」
レトが覗き込んで、顔をしかめた。
「うわ。……全然、分からなかった」
「敵と罠を先に見つけるのが、斥候の仕事だ」
穴を大きく回り込んで先へ進む。気配だけでなく、目も、足の裏の感触も開いておく——森は、牙だけで襲ってくるわけではない。
谷底の沢に近づいたところで、右手の茂みに、気配が三つ。
「止まれ」
小さく、しかしはっきりと告げると、全員が音もなく足を止めた。
気配を絞ると、低く構えた、馴染みのある獣の気配——ウルフが三頭。頭痛を押してまで解析を使うまでもなく、気配だけで、位置も数も掴めていた。
「ウルフ、三頭。右手の茂みの陰に伏せてる。まだ気づいてない」
昨日と、同じ状況だった。だが、今日は違う。
「隊形はいつも通り。ゴルド前、レト右上、ノナ足止め、セラは後ろ。……三頭とも、俺たちで倒す」
誰も、後ろのリナを振り返らなかった。
小石を放って、群れを起こす。三頭が茂みを割って飛び出した——その全部が、読んだ通りの位置へ。
ゴルドの盾が正面を受け、レトの矢が右の一頭を射抜く。残る一頭が、ノナの側へ回り込もうとする。
「左、来る」
こちらが言い終える前に、ノナの風は、もうそこへ吹いていた。
昨日は、声で救われた。今日は、声が届く前に、体が動く。
三頭が地に伏すまで、ほんの短い間だった。数歩後ろのリナは、腕を組んだまま、指一本、動かしていない。
「……見事なものね」
リナは、それだけ言って、また黙って後ろについた。
沢を渡ると、登り口で道が二手に分かれていた。左は急だが真っ直ぐ、右は遠回りだが傾斜が緩い。
ゴルドが、短く言う。
「左が速い。だが、あの斜面は崩れそうだ」
気配を、それぞれの先へ伸ばした。左の斜面の上に、わずかだが、獣の気配が固まっていた。
「右だ。左の上に何かいる。急いで鉢合わせは、したくない」
誰も、異を唱えなかった。小さな合意が一つずつ、班をまとめていく。
右の道を、登りにかかる。日はゆっくりと高くなり、寝不足の足は重い——ノナが木の根に躓きかけては、そのたびにセラが腕を支えた。
少し登ったところで、足が止まった。下草の揺れ方が獣とも風とも違い、嫌な重さが、地面の奥から這い上がってくるようだった。
やがて、行く手の下草が、かさかさと不穏に鳴った。押し出されるように、人の頭ほどもある蟻が三匹と、鎧のような甲虫が一匹、道を塞いで這い出てくる。
「ブレードアントと、アーマービートル。……ウルフとは、勝手が違う。気をつけろ」
「うわ、でっか……! あたし、虫は苦手なのに……!」
ノナが顔をしかめつつ、それでも両手を前へ構え直した。
ゴルドが先頭の蟻へ剣を振り下ろす。だが硬い大顎に受け止められ、火花とともに、刃が嫌な音を立てて欠けた。
「くっ……硬い!」
レトの矢も、甲殻に当たって虚しく弾かれた。手応えのなさに、班の動きが一瞬、鈍る。
その隙に、甲虫が突進した。ゴルドが盾で受けるが、重さに押し負けて、二歩、三歩と後退させられる。
「正面は通らない……!」
隙を見て、蟻の一匹が横合いからゴルドへ迫った。
「危ない、右!」
叫んだが、間に合わない。大顎がゴルドの脇腹をかすめ、革鎧が裂ける。
「っ……浅い、まだやれる!」
痛みに顔を歪めながらも、ゴルドが盾を立て直す。だが、蟻はもう一匹、甲虫も控えていて、数の差が、じわりと効き始めていた。
弱点が、どこにも見えなかった。全身を硬い殻に覆われた相手に、これまでの戦い方は、まるで歯が立たない。
——読むしかない。
頭痛を承知で、右目の奥へ力を通す。すでに一日の疲れが溜まった奥が、鈍く疼いた。
解析表示
【対象:生体(外殻甲殻種)】
【状態:蟻=頭部・大顎・胴の甲殻が厚い。頭と胴の継ぎ目のみ、甲殻がひどく薄い】
【状態:甲虫=正面の角と背甲が厚く、隙間なし】
甲虫の腹側までは、映らない。伏せた姿勢のままでは、そこが見えないのだ。
「蟻は、首の付け根だけ甲殻が薄い。……賭けだが、そこしかない。ゴルド、下がって守りに回れ。レト、俺が押さえる隙に関節を狙え」
「ゴルドが下がったら、誰が正面を——」
「俺がやる」
言うが早いか、短剣を構えて前へ出た。狙うのは削るための一撃ではなく、大顎を、こちらへ引きつけるための、ただの隙だ。
先頭の蟻が食いついてくる。紙一重で身を捻り、代わりに肩を大顎がかすめた。
「レト、今!」
矢が、剥き出しになった首の関節へ吸い込まれる。だが一射目は殻を掠めて逸れ、蟻はなお、大顎を振り立てて距離を詰めてきた。
「もう一発、外すな……!」
「分かってる!」
二射目が、ようやく関節の隙間に食い込んだ。一匹が、脚を縮めて転がる。
だが、残りは蟻が二匹、そして甲虫。息をつく間もなく、甲虫が角を低く構えて突進してきた。
「甲虫は、正面の角も背中も硬すぎる。……横から崩して、下を見るしかない」
確証はなかった。それでも、正面が駄目な以上、賭けるしかない。
「ノナ、横から風で転がせ!」
「や、やってみる……!」
ノナが横へ回り込み、突進の側面へ渾身の風を叩き込む。だが一度では倒れず、重い体が、なおも突進を続けようとする。
「もう一発!」
二度目の風で、ようやく均衡が崩れた。仰向けに転がった甲虫の腹は、思った通り殻がなく、ゴルドが全体重で剣を突き入れると、拍子抜けするほど、あっさりと沈んだ。
だが、その隙に、残る蟻二匹が同時に牙を剥いて詰め寄っていた。一匹はレトへ、もう一匹はセラへ。
「レト、後ろ! セラも下がれ!」
セラへ向かう一匹は、風で吹き飛ばされて事なきを得た。だが、レトへ向かった一匹は、間に合わない。
「っ……!」
振り向きざま、レトの腕を、大顎が浅く裂く。滲んだ血に、セラの光がすぐに包み込んだ。
「……っ、助かった」
「無茶、しないで」
セラの小声が、いつもより少しだけ、強かった。
痛手を負ったレトに代わってゴルドが、最後の一匹の顎を止める。ノナの風が怯ませ、レトが震える指で放った矢が、関節を貫いた。
静かになった頃には、全員が肩で息をしていた。ゴルドの脇腹には浅い傷、剣は刃こぼれ、レトの矢筒も、ずいぶん軽くなっている。
正面から力押しでは通らない相手がいる。硬い殻をこじ開け、弱いところを一点だけ突く——速さでも数でもない、“硬さ”の戦い方を、班は身をもって覚えた。
レトの傷は塞がっていたが、自分の指示の半拍の遅れが誰かの血になるのだと、初めて肌で知った。守りたいと思う相手が、いつのまにか、隣にいる。
登るほどに、視界が開けていく。振り返れば、朝に発った野営地が、もう森のずっと下の方に小さく見えた——ここまで、来たのだ。
尾根に出たのは、日がちょうど頭の上に昇った頃だった。古い石積みが、風の吹き抜ける稜線に、ぽつりと立っている。
ゴルドが、その石積みに手を触れた。
「……着いたな」
短い言葉に、四人の間を、達成の色がよぎった。
稜線を、冷たい風が吹き抜けていく。眼下には、朝から越えてきた谷と森が、歩いた道のりのぶんだけ広がっていた。
息が切れ、足は棒のようだ。それでも、この高さまで四人と登ってきた——その事実だけが、妙に、胸に残った。
だが、まだ半分だ。ここから、同じ道を戻らなければならない。
来た道を、下り始める。登りで削られた体に、下りの一歩ずつが重く響いた。
その一歩で、脆い土がずるりと崩れた。足を取られ、体が後ろへ持っていかれる。
「掴まれ!」
咄嗟に伸びたゴルドの腕を掴むと、それをセラが後ろから支え、二人がかりで引き戻された。危うく、谷底まで滑り落ちるところだった。
息を整えたとき、背すじを、冷たいものが撫でた。遠く後ろの茂みに、気配が一つ——距離を保ったまま、こちらと同じ速さでついてくる。
姿は、見せない。ただ、間合いを測っている。
——追われてる。正面から来ないなら、狙いは、待ち伏せだ。
その気配が、ふっと横へ逸れて、消えた。先回りする気だ。
谷底まで下りたところで、足が止まった。前方の茂み——さっき消えた気配が、二頭のウルフを従えて、待ち構えている。
低く、速く、そして森の色に溶けている。
「……やっぱり、先回りされた。フォレストウルフだ。ウルフを二匹、従えてる」
昨日、採取のときに襲ってきたのと同じ手合いだった。あのときは、最後にリナの刃が喉を薙いだ——今日は、それがない。
この日、二度目の解析だ。頭痛を承知でもう一度右目の奥へ力を通すと、奥の疼きは、さっきよりずっと重い——三度使えば、まともに立ってはいられない。
解析表示
【対象:生体気配】
【状態:正面の茂み。フォレストウルフ一頭が森の色に擬態、両脇にウルフ二頭】
【状態:フォレストウルフ、腹側の毛が他より薄い】
【予測:ウルフ二頭が正面から突進し、フォレストウルフは擬態したまま側面へ回り込む】
腹の毛が薄い——なら、そこだ。跳ばせて、晒すしかない。
「まず、ウルフ二匹が正面から来る。フォレストウルフは姿を消したまま、横へ回るぞ。……本命は、そっちだ」
背後で、誰かが息を呑んだ。少し離れて立つリナと、目が合う。
だが、彼女は動かない。誰かが本当に死にかける、その一線までは、決して手を出さないつもりだ。
裏を返せば——それまでは、任せてもらえる。
「隊形はいつも通り。二匹は、いつものやり方で。フォレストウルフの位置は、俺が追い続ける。合図で、一斉に囲め」
先に、ウルフ二頭が茂みを割った。ゴルドの盾が、先頭の一頭を正面から食い止める。
だが、寝不足の疲れが出た。もう一頭へ放ったノナの風が半拍遅れて空を切り、牙がレトの間合いへ滑り込む。
「レト、右へ退け!」
声が飛ぶより早く、レト自身が身を捻って躱し、至近から矢を叩き込んだ。ウルフが、横ざまに倒れる。
「……っと、危ねえ。今のは、俺の油断だ」
「気にするな。すぐ立て直した」
昨日までなら、ここでリナの刃が飛んできた。今日は、自分たちで、穴を埋めた。
だが、それは前座だった。二匹に気を取られた隙に、緑の一部が、音もなく右へ流れる。
目では、追えない。それでも、気配は逃していない。
「右、セラの側だ! 止まったぞ——今、囲め!」
全員が右へ向き直る。ノナの風が、見えない何かの足を地面へ縫い止め、その輪郭が、揺らいで露わになった。
そこへレトの矢が飛ぶ。だが、フォレストウルフは跳ねて躱し、庇いに入ったゴルドの腕を、その爪が裂いた。
「ゴルド!」
セラの手が光り、裂けた腕を塞ぐ。その一瞬、獣は身を低くして、次の跳躍に力を溜めた。
ここだ。短剣を構え、あえて獣の正面へ、一歩踏み込む。
囮になる。正面に獲物がいれば、擬態をやめてまっすぐ跳んでくるしかない——跳べば、毛の薄い腹が無防備に剥き出しになる。
「レト、俺の合図で、着地際を狙え」
狙い通り、フォレストウルフが牙を剥いて跳んだ。その瞬間、周りの音がすっと遠のき、心拍だけが耳の奥で大きく鳴る。
地を蹴ってから着地までの一拍を、胸の内で三つ数えた。跳ぶ先も、宙で剥き出しになる毛の薄い腹も、はっきりと見えている。
「今だ!」
読み切った軌道の先へ、レトの矢が放たれる。だが獣は、着地の寸前、体をひねって逸らした——完全な軌道読みなど、通用しない相手だった。
矢は腹をかすめただけで、深くは刺さらない。
「浅い……!」
痛みに怯んだフォレストウルフが、着地するなり、そのまま体当たりでこちらへ突っ込んできた。避ける間もなく、肩に爪が食い込む。
「ケイ!」
「かすっただけだ……大丈夫」
短剣で押し返して距離を取ると、呼吸を整える間もなく、獣がまた身を低くする——二度目の跳躍を、溜めている。
一度目の勘は、通用しなかった。だが、傷を負わせたことは分かっている——動きが、さっきよりわずかに鈍い。
「レト、次は外すな。俺が今度こそ、確実に釘付けにする」
「……分かった」
囮を、もう一度。今度は逃げずに、獣の目の前へ、まっすぐ踏み込んだ。
フォレストウルフが痛みを堪えて跳んだ瞬間、傷ついた腹が、さっきよりも大きく、無防備に開いた。
読み切った軌道の先へ、レトの矢が吸い込まれ、毛の薄い腹へ深々と突き立った。
腹を射抜かれた獣が、地に転がる。それでもまだ脚が痙攣するように動く体へ、止めの逆手の短剣を、深く刺し貫いた。
森が、しんと静まり返る。誰もが、その場に膝をついていた。
右目の奥が、脈打つように痛んだ。二度の解析の代償に加え、爪に裂かれた肩も、今さらのように鋭く痛み出す。
ゴルドが、セラに塞いでもらった腕を、そろそろと回した。傷は塞がっていたが、痛みまでは消えていないらしい。
セラ自身も、続けざまの回復で魔力を使い果たしたのか、膝に手をついて肩で息をしている。回復の光は、傷を閉じても、失った力までは戻してくれない。
誰の顔にも、二日ぶんの疲れが、はっきりと刻まれていた。
昨日はリナに獲ってもらった相手を、今日は、自分たちだけで倒しきった。
リナが、ゆっくりと歩み寄ってくる。
「……一度も、私を呼ばなかったわね」
その声は静かだったが、確かに笑っていた。
「呼ぶ暇が、なかっただけだ」
「そういうことにしておくわ」
森を抜ける頃には、日が傾いていた。誰もが泥と汗にまみれ、足を引きずるように歩いていたが、その足取りは、朝よりずっと軽かった。
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街の門をくぐると、張り詰めていたものが、ふっと緩んだ。
リナが、五人を振り返る。
「野外実習は、これで終わり。……正直に言うわ。初日であれだけ荒れた森で、一人も欠けずに、しかも二日目に引率抜きで回した班は、そう多くないのよ」
ノナが、へなへなと石畳に座り込んだ。
「終わった……お腹、すいた……」
「あなたは、いつだってお腹をすかせてるでしょう」
レトが噴き出し、セラがくすりと肩を揺らす。ゴルドまでが、口の端をわずかに緩めていた。
その輪の端に、少し離れて立っていた。だが、まるきり外側だという気は、もうしなかった。
相場を読んでいた頃は、数字の向こうに人の顔はなかった。今は隣で笑う四人がはっきりと見えて、伝えることでしか繋がれない相手だが、その繋がりは、悪くなかった。
「ケイ」
リナが、こちらへ歩み寄ってきた。
「あなたの目を、みんなが信じてた。それは、あなたが二日間、ちゃんと言葉にし続けたからよ。……特に、最後の腹の読み。あれは、私でも一拍遅れたかもしれないわ」
「……そうか」
それ以上は、うまく返せなかった。ただ、悪い気は、やはりしなかった。
明日からの研修は、まだ数日残っている。だが、この二日で、何かが一つ、確かに変わっていた。
冒険者としての最初の夜を越え、最初の実習を終えた。
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【借金メモ・100話終了時点】
※本話で研修二日目が終了し、街へ帰還。二日目分の店舗収支・賃料を計上する(初日分は97話計上済み)。
前回計上時(97話):資金銀貨四十一枚と小銀貨一枚と大銅貨五枚・残債なし
二日目収入:初級ポーション(作淡濁:緑)二十本(銀貨二枚)+初級ポーション(作澄:緑)七本(小銀貨五枚と大銅貨六枚)+乾燥野菜販売分(小銀貨四枚)=銀貨二枚と小銀貨九枚と大銅貨六枚
二日目支出:従業員給与(ミレイ・フィア・ソル・充填×二・ダル・セイナ・アデル・詰め作業担当)+食事分=銀貨二枚と小銀貨三枚と大銅貨一枚
ケイの資金:銀貨四十一枚と小銀貨八枚
残債:なし
※店舗はミレイらが継続運営(ケイは野外実習で二日間不在)
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【賃料管理メモ更新】(二日目終了ぶんを反映)
緑の雫(店舗):次回支払いまで残り3日
試作場:次回支払いまで残り7日
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