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parallels  作者: 核子
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3/11

既視感

この会議は…

「それじゃ佐々木君、新規技術の問題点を今週末までに報告書として提出してください。」

そう、課長のこのひと言で終わる。

デジャブではなく再経験をしているのだから、これから起こる事柄も既に知っていると思っていた。アレを見るまでは・・・。



雪?

2日前、ジャンプしてから3日目の帰りの車中での事である。

10月半ばには降る筈の無い雪が降って来た・・・いや正確には、降っている所を通過したと言った方が良いだろう。

仕事を終わらせて19時頃に会社を出た私は車に乗り、これまで通りに駐車場からバス通りへ左折して交差点へ向かい・・・。

その時、一瞬ではあったがフロントガラスが曇り、雪の様な物が吹きついてきた。


危険を感じた私は車を停めて外に出てみたが特に異常は無かったが、確かに車は濡れていて、ワイパーには微少の雪・・・の様な物が付着していた。冷たい。

しかし、気温も低くはなく、風も無い。

不思議に思い、もう一度駐車場へ戻り同じ道のりを通ったが・・・何も起きない。

「何が起きてるんだ?」

恐怖を感じた。

慌てて車に乗り込んで家へ急ぐ私の頭の中には、さっき呟いた言葉がリフレインしていた。

「何が・・・起きてるんだ・・・」




時空間のジャンプ、晩夏の雪・・・

通常の自然現象では在り得ない、全くもって非科学的である。

だが、夢や幻覚だとすると・・・車の水滴や雪の触感が現実的すぎる。


ちょっと待てよ・・・私自身が時空を超えてジャンプしたのであれば、この時代に居た過去の私はどうなった?



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