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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第95話 港町に迫る大津波! Eランク釣り師、女神と力を合わせて海を救え!(7)

 港へ向かっていた巨大な波の前に、いくつもの水柱が立ち上がる。


 水柱は互いに絡み合い、巨大な壁となって波を受け止めた。


 《ゴォオオオン!》


 轟音が町中に響き渡る。


 女神の髪が逆立ち、瞳が青白く輝いた。


「ぐっ……!」


 彼女の膝がわずかに震えた。


「キュモポレイア!」


「問題ない! じゃが、長くはもたぬぞ!」


 その声には、いつもの余裕がなかった。


 女神が必死に波を抑えている。


 その姿を見て、俺は唇を噛んだ。


 俺がやるべきことは、一つだ。


「ルル!」


「きゅうっ!」


「空から波の中心を探してくれ!」


 ルルは羽を広げ、空へ飛び立った。


「ガンゾウ、ピカリ、クロガネ!」


 俺は召喚陣を展開した。


 青い光が足元に広がり、三匹の魔獣が姿を現す。


 防御型のブルークラブ、ガンゾウ!


 微弱な電撃と感知能力を持つスパークフィッシュ、ピカリ!


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