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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第94話 港町に迫る大津波! Eランク釣り師、女神と力を合わせて海を救え!(6)

「だから、波の中にいる何かと、俺の竿をつなげられないか試したいんだ」


 キュモポレイアは、俺の竿をじっと見つめた。


「無茶な考えじゃな」


「だよな」


「じゃが、そなたらしい」


 女神は、いつもの笑顔を浮かべた。


「よかろう。わらわが波を抑えている間に、そなたが魔力源を探すのじゃ!」


「頼む!」


 俺たちは港の先端へ走った。


 そこには、波を迎え撃つための防御魔法陣が設置されていた。


 魔法陣の周囲には、十数人の魔導士が集まり、必死に魔力を注いでいる。


「キュモポレイア様!」


 魔導士の一人が叫んだ。


「防御陣が持ちません! このままでは、あと数分で破られます!」


「全員、魔力の供給を維持せよ! わらわが海流を制御する!」


 キュモポレイアは両手を広げた。


 青い光が、彼女の全身から溢れ出す。


 海面が震えた。

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