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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第93話 港町に迫る大津波! Eランク釣り師、女神と力を合わせて海を救え!(5)

 俺は海を見つめながら、頭の中で状況を整理する。


 まず、波そのものを止めるのは難しい。


 仮にキュモポレイアが全力を出せば、ある程度は制御できるかもしれない。


 だが、相手は古代神殿の封印に関係する存在だ。


 女神だからといって、簡単に解決できるとは限らない。


 それに、俺たちの目的は町を守ることだ。


 無理に波を正面から押し返せば、別の方向へ水が流れ、被害が広がる可能性もある。


「まずは、波の力を弱める必要がある」


「うむ」


「そのために、波の中心にいる魔力源を探したい」


「魔力源を?」


 俺は竿を持ち上げた。


「俺の能力、《《海魔釣召》》は、魔獣を釣り上げて契約する能力だ。でも、今までの経験から考えると、ただ魔獣を釣るだけじゃない。魔力の流れを感じ取ったり、対象とつながったりすることもできる」


「……なるほど」



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