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第86話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(26)
「何?」
「夕食の時間じゃ!」
「……はい?」
「魚料理の店を見つけたぞ! 今日はわらわが案内してやる!」
「また魚かよ!」
「何を言う! 海の恵みは毎日味わうべきじゃ!」
女神は、満面の笑みを浮かべた。
俺は苦笑しながら、魔力リール竿を肩に担いだ。
明日は潜水艇の試作。
その後は、海底神殿の調査。
そして、いつかは深海の奥へ。
まだまだ先は長い。
だが、少しずつ仲間が増えている。
頼れる冒険者たち。
魔導技師のオルディン。
そして、ガンゾウ、ピカリ、クロガネ。
俺の異世界冒険は、ようやく形になり始めていた。
……そのとき、工房の外で、港の鐘が鳴った。
《ゴォォォン……》
全員が、動きを止めた。
それは、出航の合図ではない。
【緊急警報】
海に異変が起きたときだけ鳴らされる、特別な鐘だった。
オルディンが窓の外を見た。
「……おい。海を見ろ」




