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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第85話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(25)

「ああ。しかも、深海魔力を感知できるなら、潜水艇の航行補助にも使える可能性がある」


 オルディンは、目を輝かせた。


「これは面白くなってきたぞ!」


 彼は作業台に図面を広げ、猛烈な勢いで設計を書き始めた。


 魔力珊瑚を船体の補強材に、クロガネの甲殻を外殻の一部に魔石動力を推進装置へと……。


 そして、エマの提案した水圧制御魔法を組み込む。


 完成すれば、深海四十メートル程度なら安全に潜れる可能性があるという。


「ただし、試作には数日かかる。完成しても、すぐに深海へ行けるわけじゃない。試験航行が必要だ」


「わかりました。手伝います」


「よし。なら、明日から工房に来い。素材の加工を教えてやる」


「お願いします!」


 俺は頭を下げた。


 こうして、海底神殿へ向かうための第一歩が始まった。


 釣り竿で魔獣を釣り上げる。


 その魔獣の力を借りて潜水艇を作る。


 普通の冒険者とは、少し違う道かもしれない。


 だが、俺には俺のやり方がある。


 そう思った、そのとき。


「新作!」


 キュモポレイアが、工房の扉から顔を出した。


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