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第84話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(24)
けれど、確かに俺の耳へと聞こえた。
クロガネは、海底神殿の危機を知っている。
そして、何かを俺に伝えようとしている。
俺は、キュモポレイアのいる方角を見た。
彼女もまた、顔を青ざめさせていた。
「(……やはり、始まっておるのじゃな)」
「(何が?)」
俺が尋ねると、女神は静かに答えた。
「(海底神殿の封印が、崩れ始めておる)」
俺は女神の言葉を聞き、顔色を青ざめる。
◇◇◇
夕方──。俺たちは採取した素材と、新しい召喚魔獣を連れて、工房区へ戻った。
オルディンは、俺たちが持ち帰った魔力珊瑚と、クロガネの甲殻を見て目を丸くした。
「おいおい……。本当にCランクの魔獣を契約したのか?」
「はい。特殊な条件があったみたいです」
「こいつの甲殻には、古代魔法の痕跡がある。潜水艇の船体に使えれば、水圧への耐性を大幅に高められるかもしれん」
「本当ですか!?」




