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第83話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(23)
「……成功したのか?」
俺は呆然と呟いた。
Cランクの魔獣……。
それも、古代遺跡に関係する特殊な個体……。
そんな魔獣と、契約できたのだ。
「(新作、やったではないか!)」
キュモポレイアが、嬉しそうに笑った。
俺も思わず笑みを浮かべる。
「名前は……そうだな」
巨大な甲殻を見上げる。
「クロガネ……。今日からお前はクロガネだ!」
アビス・クラブが、ゆっくりとハサミを持ち上げた。
『個体名:クロガネ』
俺の召喚陣に、新しい魔獣の印が刻まれた。
だが、その直後──クロガネの頭部に刻まれた紋章が、再び青白く輝いた。
そして、俺の頭の中に、かすかな声が響いた。
「(……封印……壊れる……)」
俺は息を止めた。
「(……深海の……門を……開けるな……)」
その声は、途切れ途切れだった。




