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第73話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(13)
「よし。まずは魔力珊瑚を見せてくれ」
俺は採取した珊瑚を机に並べた。
オルディンは一本ずつ確認し、満足そうにうなずいた。
「上等だ。これなら船体の補強材に使える」
「よかった」
「だが、深海魔石は別だ。あれは水深三十メートルより深い場所で採れる。普通の冒険者じゃ、そう簡単には手に入らない」
俺は昨日見た海底遺跡を思い出した。
水深は四十二メートル。
つまり、深海魔石が採れる場所と近い可能性がある。
「……遺跡の近くにあるかもしれませんね」
「ほう。もう場所の見当がついているのか?」
「昨日、海底遺跡を見つけたんです」
オルディンの顔から笑みが消えた。
「……海底遺跡だと?」
「はい。古代の神殿みたいな構造物でした」
オルディンはしばらく黙っていた。
やがて、作業台の引き出しから古い金属片を取り出した。
その表面には、三叉の槍の紋章が刻まれている。
「……これを見たことがあるか?」
俺は息をのんだ。
それは、海底神殿の入口に刻まれていたものと同じ紋章だった。




