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第73話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(12)
「それ、誰かの財産かもしれないだろ!」
「むう……」
女神は不満そうに唸った。
オルディンは、俺たちのやり取りを見て、肩を揺らして笑った。
「はははっ! なるほどな。噂通り、賑やかな一行だ」
彼は図面を指で叩いた。
「まあ、金貨十枚というのは完成品の話だ。試作なら、もっと安くできる」
「本当ですか?」
「ああ。ただし、条件がある」
オルディンは、俺の腰にある魔力リール竿へ目を向けた。
「その召喚能力を使って、素材集めを手伝ってもらいたい」
「素材集め?」
「水圧に耐える魔力珊瑚。推進装置に使う深海魔石。それに、海中での姿勢制御に使える魔獣の素材。これらが揃えば、小型の試作艇を作れる可能性がある」
俺は、手元の採取袋を見た。
魔力珊瑚は、すでに採取してある。
さらに、ブルークラブのガンゾウも仲間になった。
「わかりました。協力します」




