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第67話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(6)
俺は腰の魔力リール竿を確認した。
今回の目的は、魔力珊瑚の採取──戦闘が目的ではない。
とはいえ、海には魔獣が出るという話だ。
油断は禁物である。
「ルル、周囲を見ていてくれ」
「きゅう!」
肩に乗っていた小さな竜が、羽を広げて飛び立った。
ルルは水面すれすれを飛びながら、周囲を偵察する。
俺はその間に、魔力珊瑚の採取を始めた。
珊瑚は、根元を傷つけないように専用の採取具で切り分ける。
普通の珊瑚よりも硬いが、表面に流れる魔力を乱さなければ、比較的簡単に採取できるらしい。
「新作、これも採ってよいか?」
キュモポレイアが、青く輝く珊瑚を指さした。
「それは?」
「深海珊瑚の幼生じゃ。まだ成長途中じゃから、採ってはならぬ」
「だったら聞かなくてもわかるだろ!」
「念のためじゃ!」
「本当に念のためか!?」
そんなやり取りをしながら、俺たちは採取を続けた。
必要な量は、すぐに集まった。
ところが、帰ろうとしたときだった。
ルルが突然、空中で旋回した。




