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第65話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(4)
「わらわがいれば、海の魔獣など恐るるに足らぬ!」
「……だからって、海をひっくり返すのは禁止な」
「むう。わかっておる!」
俺は依頼書を受付へ持っていった。
受付嬢のミレーユさんが、いつもの笑顔で迎えてくれる。
「藤原様、おはようございます。魔力珊瑚の採取ですね?」
「はい。潜水艇の素材に使えるかもしれないと思って」
「なるほど。海底調査の準備ですか」
ミレーユさんは依頼書を確認した。
「この依頼はEランクでも受けられます。ただし、採取場所には小型の水棲魔獣が出ることがありますので、ご注意ください」
「わかりました」
「それから、ギルドマスターから伝言です。素材採取が終わったら、工房区の魔導技師を訪ねてほしいとのことでした」
「魔導技師?」
「はい。潜水艇の試作について、相談に乗ってくれるそうです」
おおっ! これはありがたい!
異世界に来てから、初めて本格的な魔導具開発に関われるかもしれない。
俺は依頼書を受け取り、拳を握った。




