63/192
第63話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(2)
「それ、どう見ても五分どころか一週間くらい目が覚めなくなる量だろ!」
「人間は水を浴びれば目が覚めると聞いたぞ?」
「限度があるんだよ!」
女神は不満そうに頬を膨らませた。
「まったく。そなたは朝が弱いのう」
「普通の人間は、朝から水攻めされたくないんだよ……」
俺はため息をつき、ベッドから降りた。
今日は重要な日だ。
昨日、海底遺跡を発見した俺たちは、一度アクアベルへ戻った。
ギルドマスターのガルドさんは、海底神殿の調査に必要な装備を準備するため、ギルドと港湾警備隊への協力要請を進めてくれている。
そして俺たちは、海底へ安全に潜るための方法を考えることになった。
目標は、潜水艇の試作!
もちろん、この世界に本格的な潜水艇があるかどうかはわからない。
それでも、魔石動力と魔法技術があるなら、可能性はあるはずだ。
……たぶん。
「ところで、新作」
「何?」
「朝飯は魚がよい!」
「知ってるよ!」
俺は朝から駄女神さまへとツッコミを入れる。
◇◇◇




