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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第39話 初依頼は魔獣釣り!?(13)

その日の夕方──俺たちは、港近くの食堂で遅い昼食を取っていた。


 テーブルには、焼き魚と魚介のスープ、パンが並んでいる。


 キュモポレイアは、幸せそうに魚の切り身を頬張っていた。


「うむ! この魚は美味じゃ!」


「そりゃよかった」


「新作も食べるがよい!」


「食べてるよ」


 俺はスープを口に運んだ。


 魚介の旨味が広がる。


 見たことのない貝や海藻が使われているようだが、味は悪くない。


 むしろ、かなり美味しい。


 この世界の海の幸は、期待できそうだった。


「なあ、キュモポレイア」


「なんじゃ?」


「海のダンジョンって、どんな場所なんだ?」


 彼女の手が止まった。


「……海のダンジョンか」


「昨日の沈没船と、今日の海底の光。何か関係があるんじゃないかと思ってさ」


 キュモポレイアは、しばらく考え込んでいた。


「海のダンジョンは、世界各地の海に存在する迷宮じゃ。沈没船が迷宮化したものもあれば、海底に古代文明の遺跡が残されているものもある」


「古代文明……」


「うむ。今の人間たちには理解できぬ魔法や、神々の時代に作られた装置が眠っていることもある」


「じゃあ、あの沈没船も?」


「可能性はある」


 彼女は、窓の外に目を向けた。


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