↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/185

第34話 初依頼は魔獣釣り!?(8)

「安心せよ! わらわが一掃してやる!」


「待て!」


「なぜじゃ!?」


「まだ依頼対象かどうかも確認できてない!」


「では、どうするのじゃ!」


「まずは、一匹を釣り上げる!」


 俺は竿を握り直した。


 幸い、先頭の一匹はまだ掛かっている。


 こいつを逃がさず、群れの動きを観察する。


 それができれば、依頼の原因もわかるかもしれない。


 俺は竿先を少し下げ、相手の走る方向に合わせた。


 無理に引っ張らない。


 ラインを張りすぎない。


 相手が疲れるのを待つ。


 やがて、魔獣の動きが弱まった。


「今だ!」


 俺は一気にリールを巻いた。


 水面を割って、魔獣が岩場へ引き寄せられる。


 最後に軽く竿を立てると、魔獣は砂浜へ滑り込んだ。


「よしっ!」


 俺は息を吐いた。


 釣り上げた魔獣は、しばらく暴れていたが、やがて動きを止めた。


 鑑定表示が浮かび上がる。


 『――種族:蒼雷魚』


 『――危険度:F』


 『――特徴:群れで獲物を追い込み、微弱な雷属性の魔力を放つ』


 『――食性:小型魚類、魔力を帯びた疑似餌』


「蒼雷魚……」


 なるほど……雷属性の魔力を持つ魚型魔獣か……しかも、魔力を帯びた疑似餌に反応する。


 つまり、俺のルアーが狙いどおりに機能したということだ。


 問題は、群れの数が多すぎることだが。


 俺は海面を見た。


 蒼雷魚たちは、まだ岩場の近くを泳いでいる。


 そして、その視線は俺ではなく、入り江の奥へ向けられていた。


「……あれ?」


 俺は首を傾げた。


 魚たちが、何かを恐れているように見える。


 獲物を追っているのではない。


 何かから逃げようとしている。


 そのとき、ルルが甲高い声を上げた。


「きゅうっ!」


 小さな身体が震えている。


 青い角が、激しく点滅した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。