↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/176

第29話 初依頼は魔獣釣り!?(3)

「海の中に何がおるかなど、わらわにはすべてお見通しじゃ!」


「……本当に?」


「もちろんじゃ!」


「じゃあ、昨日の沈没船についても、全部わかってるのか?」


「…………」


 女神の笑顔が止まった。


「キュモポレイア?」


「……あれは、その……」


「わかってないんだな?」


「わ、わかっておる! ただ、少々事情が複雑なだけじゃ!」


「はいはい」


 どうやら、万能というわけではないらしい。


 いや、正確には、能力はあっても何でも知っているわけではないのだろう。


 それはそれで助かる。


 何でも女神に聞けば解決するのでは、俺が冒険する意味がなくなってしまうからだ。


「では、藤原様。依頼を受ける際は、こちらの注意事項もご確認ください」


 受付嬢が書類を差し出した。


「調査対象の魔獣を見つけた場合、無理な戦闘は避けてください。特に群れで行動する魔獣は、初心者の方には危険です」


「わかりました」


「それと、海に入る場合は十分に注意してくださいね。東の入り江は岩場が多く、潮流も複雑ですから」


「はい。ありがとうございます」


 俺は依頼書を受け取り、冒険者証をしまった。


 よし! 異世界での初仕事だ!


 まずは地道に稼いで、釣り具を充実させる。


 それから船を手に入れて、いずれは海のダンジョンへと、目標は大きく、足元は堅実に、それが釣り人の生き方というものだ。


「新作!」


「今度は何だ?」


「帰りに魚料理を食べてよいか?」


「……依頼が終わってからな」


「約束じゃぞ!」


「はいはい」


 俺は、元気よく歩き出す女神の背中を追いかけた。



 ◇◇◇


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。