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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第27話 初依頼は魔獣釣り!?(1)

 異世界に転生して二日目……。


 俺、藤原新作は、冒険者ギルドの受付カウンターの前で、人生について色々と真剣に考えていた。


「……なあ、キュモポレイア」


「なんじゃ?」


「冒険者って、こんなに朝早くから働くものなのか?」


「知らぬ!」


「知らないのかよ!」


 隣に立つ青髪の女神は、悪びれる様子もなく、大きな胸を張った。


 長い髪は朝の光を受けて輝き、海を思わせる青い瞳は今日も自信に満ちあふれている。


 美人だ……。


 まあ、文句なしの美人である。


 ただし、常識はない。


 昨日、俺が初めて魔獣を釣り上げたあと、こいつは町の魚料理を片っ端から食べようとした。おかげで、貴重な初期資金が危うく食費に消えるところだった。


 しかも、本人はそれを悪いことだと思っていない。


「安心せよ、新作! 腹が減っては戦はできぬというではないか!」


「その言葉を都合よく使うな!」


「では、今日は何を食べるのじゃ?」


「まずは仕事!」


「むぅ……」


 キュモポレイアは不満そうに頬を膨らませた。


 俺はため息をつき、冒険者ギルドの受付嬢に向き直った。

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