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第25話 女神様はSランク、俺はEランク!?(16)
異世界に転生して、冒険者ランクEと判定されて。
Sランク女神に振り回されて……。
そして今、人生で初めて、竜を釣り上げた。
しかも、仲間になった。
「……ははっ」
思わず笑いが漏れた。
「すげえな、この世界」
俺は肩のルルをそっと撫でた。
小さな竜は、気持ちよさそうに目を細める。
その隣で、キュモポレイアが満足げに胸を張った。
「どうじゃ、新作! わらわの案内が役に立ったであろう!」
「まあ、今回は助かったよ」
「うむ! もっと褒めてもよいぞ!」
「はいはい」
「……むぅ。なんじゃ、その適当な返事は!」
俺は笑った。
この女神は、相変わらず面倒くさい。
だが、悪い気はしなかった。
新しい仲間ができた。
新しい能力も、少しだけ理解できた。
ここからなら、本当に冒険を始められるかもしれない。
そう思った、そのときだった。
肩の上にいたルルが、突然、顔を上げた。
小さな身体が震えている。
「どうした、ルル?」
「きゅうっ!」
ルルは海の沖合を目で指し示した。
俺は視線を向ける。




