22/181
第22話 女神様はSランク、俺はEランク!?(13)
その日の午後……。
俺たちは、町の外れにある小さな入り江へと向かった。
海は穏やかで、水面には陽光がきらきらと反射している。
岩場の周囲には、小魚の群れが泳いでいた。
「ここなら、魔獣もおるぞ!」
キュモポレイアが自信満々に言った。
「どの辺りだ?」
「あの岩の下じゃ!」
「見えるのか?」
「もちろんじゃ! わらわは海の女神じゃぞ!」
……便利な能力だ。
だが、今回は頼りすぎないようにしよう。
俺はポセイドンから与えられた革袋を開き、中に入っていた魔力リール竿を取り出した。
黒い竿身に、青い紋様が刻まれている。
リールは銀色で、ハンドルを回すと小さな魔法陣が淡く光った。
ルアーケースには、数種類のルアーが収められている。
【ミノー】
【スプーン】
【小型のワーム】
見た目は地球の釣り具によく似ていた。
違うのは、それぞれに魔力が込められていることだ。




