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第19話 女神様はSランク、俺はEランク!?(10)
だが、相棒の女神が最初からSランクというのは、いったいどういうことだ。
これでは、俺が頑張る意味がないじゃないか。
……いや、待て。
そもそも、この女神が強すぎるのが問題なのだ。
強すぎるということは、敵を一瞬で倒せてしまうということ。
敵を一瞬で倒せるということは、俺の出番がなくなるということ。
俺の出番がなくなるということは――。
「キュモポレイア」
「なんじゃ?」
「戦闘では、できるだけ俺に任せてくれ」
「……なぜじゃ?」
「俺も冒険者として成長したいからだよ」
キュモポレイアは、しばらく俺の顔を見つめていた。
やがて、にんまりと笑う。
「なるほど! つまり、新作は自分の力で強くなりたいのじゃな!」
「そういうこと」
「よかろう! では、わらわは後ろで見守ってやる!」
「頼むぞ」
「危なくなったら、海ごと吹き飛ばしてやるからな!」
「それは絶対にやめてくれ!」
受付嬢が、そっと目をそらした。
……この先、本当に大丈夫なのだろうか。
◇◇◇




