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第141話 海賊王の過去と、女神の秘密(4)
俺は、魔力リール竿を見つめた。
「海には、まだ知らない魚がいる。見たことのない景色がある。俺はそれを知りたいし、釣りを通して、この世界の海をもっと理解したい」
しばらく、沈黙が続いた。
やがて、バルガスが笑った。
『ハッハッハッ! なるほど! そういうことか!』
海賊王は、腹を抱えて笑った。
『海を征服するのではなく、海と向き合う。奪うのではなく、知ろうとする。なるほど、汝は釣り師なのだな!』
「……そういうことです」
『気に入った!』
バルガスは、曲刀を掲げた。
『ならば、見せてみろ! 汝の釣り師としての腕を!』
その瞬間、沈没船の墓場全体が青白く輝いた。
海底の岩場に、巨大な魔法陣が浮かび上がる。
そして、《《黒潮の牙》》の船首に、古びた錨が現れた。
『第一の試練を開始する!』
バルガスの声が、海中に響き渡った。
◇◇◇




