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第139話 海賊王の過去と、女神の秘密(2)
「そんなものが、本当にいるのか?」
俺の問いに、女神は頷いた。
「かつて、海の神々が力を合わせて封じた存在じゃ。その封印を維持するために、七つの海印が作られたと聞いておる」
七つの海印‼
そのうちの一つが、目の前にある第一の海印──
つまり、俺たちが海印を集める理由は、単に海を旅するためではなかった。
この世界の海そのものを守るためだったのだ。
『だが、封印は弱まりつつある』
バルガスの声が、重く響いた。
『この海域に異常な潮流が発生したのも、その影響だ。汝らが見た巨大亀も、海底の魔力変動に怯えていたのだろう』
「……じゃあ、今回の依頼は、最初から封印の異常につながっていたのか」
『そうだ』
俺は、ゆっくりとうなずいた。
【冒険者ギルドの調査依頼】
【海竜の証言】
【沈没船の墓場に現れた異常な魔力】
すべてが一本の線でつながっていく。




