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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第133話 幻魚リュミナスとの死闘! 釣り師と海賊王、海底決戦!(7)

 リュミナスの声は、幼い子供のようだった。


 俺は、少しだけ力を抜いた。


「そうか。悪かったな。俺は、お前を傷つけたいわけじゃない」


『……ホントウ?』


「ああ。勝負には勝ちたいけどな」


 リュミナスは、一瞬だけ動きを止めた。


 それから、再び泳ぎ始めた。


 今度の動きは、さっきまでと違っていた。


 無茶苦茶に逃げ回るのではなく、俺の竿を試すような動きだ。


 まるで、こちらの腕前を確かめているようだった。


「よし……付き合ってやるよ!」


 俺はリールを巻いた。


 ゆっくりと。


 焦らずに。


 海流を読み、魚の動きに合わせて竿を操作する。


 そして、少しずつ距離を詰めていった。


 ところが――。


 リュミナスが、突然、海底の裂け目へ向かって泳ぎ出した。


「しまった!」


 その先には、無数の沈没船が眠る危険な海域が広がっている。


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