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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第132話 幻魚リュミナスとの死闘! 釣り師と海賊王、海底決戦!(6)

 すると、魚の引きがわずかに弱まった。


「よし……!」


 リュミナスが方向を変えた。


 今度は、右。


 俺は竿先を右へ向け、魚の動きに合わせる。


 リールが回転する速度が落ちた。


 船体の傾きも、少しずつ戻っていく。


「新作……!」


 キュモポレイアが、驚いたように俺を見つめていた。


 俺は笑った。


「釣りはな、魚との勝負なんだよ。どっちが強いかじゃない。どっちが先に相手を理解できるかなんだ」


 その瞬間、リュミナスが大きく跳ねた。


 海中で銀色の身体が輝く。


 そして、俺の頭の中に声が響いた。


『……オマエ、オモシロイ』


「……え?」


 魚が、しゃべった?


 いや、正確には、頭の中に直接声が届いたのだ。


『チカラデ、ヒッパラナイ。オレノ、ウゴキヲ、ヨンデイル』


「お前……言葉がわかるのか?」


『ワカル。ダガ、ニンゲンハ、イツモ、ムリヤリ、ツカマエヨウトスル』


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