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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第131話 幻魚リュミナスとの死闘! 釣り師と海賊王、海底決戦!(5)

「違う……」


 俺は、竿を握り直した。


 釣り竿は、魚と釣り人をつなぐ道具だ。


 魚の動きを感じるための道具。


 海の中で何が起きているかを知るための道具。


 そして、魚との駆け引きを楽しむための道具だ。


 ならば――。


「こいつの動きを、読む!」


 俺は目を閉じた。


 《《潮流感知》》を発動する。


 周囲の海流が、頭の中に広がった。


 リュミナスの尾びれが動くたび、微細な水流が生まれる。


 その水流は、海底の岩にぶつかり、反射し、再びリュミナスの身体へ戻っていく。


 魚はその反応を利用して、次の進路を決めていた。


 つまり、リュミナスは海流を読んでいる。


 そして、俺も海流を読むことができる。


「見えた……!」


 リュミナスが左へ動く。


 俺は、あえてリールを巻かなかった。


 竿を少し倒し、糸の張力を調整する。


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