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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第130話 幻魚リュミナスとの死闘! 釣り師と海賊王、海底決戦!(4)

『力で押さえ込もうとしているな』


「見ればわかるだろ! 助言があるなら早くしてくれ!」


『ふむ。口の利き方はなっておらぬが、悪くない』


「今、説教してる場合か!?」


『魚を釣るとは、魚をねじ伏せることではない』


 バルガスは、曲刀を肩に担いだ。


『海を読み、魚の意思を読み、相手がどこへ向かうかを知ることだ。汝は、その竿で何をしている?』


「何って……魚を釣ってるんだよ!」


『違う。汝は、魚を引きずり戻そうとしている』


 俺は、はっとした。


 確かに、俺はリュミナスを力ずくで引き寄せようとしていた。


 だが、こいつは普通の魚ではない。


 海流を操り、魔力の流れを利用して泳ぐ魔獣だ。


 こちらが引っ張れば、相手も引っ張り返してくる。


 その力比べを続けていれば、先に限界を迎えるのは俺たちのほうだ。


「……だったら、どうすればいい?」


『汝の竿は、魚を操るためだけの道具か?』


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