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第128話 幻魚リュミナスとの死闘! 釣り師と海賊王、海底決戦!(2)
この女神、悪気なくとんでもないことをやるから困る。
海流を止めるなんて、魚どころか船まで巻き込んでしまう可能性がある。
そもそも、今の俺たちは海底にいるのだ。
周囲の水流が急激に変化すれば、潜水艇の姿勢が崩れて岩場へ激突しかねない。
釣りは力任せにやればいいというものではない。
魚の動きに合わせて竿を操作し、リールを巻き、魚が疲れた瞬間に距離を詰める。
前世で何度も経験してきた、ルアーフィッシングの基本だ。
問題は――。
「こいつ、全然疲れないんだけど!?」
リュミナスが尾びれを振った。
その瞬間、海中に青白い光が走る。
俺のラインが、ぐんっと右へ引っ張られた。
「うわっ!」
潜水艇が大きく傾いた。
操縦席の計器が赤く点滅する。
『船体傾斜、警告』
『魔力推進機、負荷上昇』
『船体接続ライン、異常負荷』




