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第124話 海賊王の亡霊、現る(4)
「……具体的には、何をすればいいんですか?」
『この海域に眠る、幻の魚を釣り上げよ』
「幻の魚?」
『名は、深海幻魚リュミナス。潮の流れを読み、海の魔力を操る魚だ。その魚を釣り上げた者に、潮の海印を授けよう』
俺は、思わず笑った。
なるほど。
そういうことなら、話は早い。
「わかりました。やります」
キュモポレイアが、俺の肩をつかんだ。
「新作! 待て! あの魚は普通の魔獣とは違うぞ!」
「でも、釣り上げればいいんだろ?」
「そういう単純な話ではない!」
『ほう……』
海賊王の亡霊が、楽しそうに笑った。
『威勢がいいな、若き釣り師よ。では、試練を始めよう』
その瞬間、海底の裂け目から青い光が溢れ出した。
光の中に、無数の魚影が浮かび上がる。




