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第119話 海中航行、開始!(4)
その目が、こちらを見つめる。
次の瞬間──
《ドゴォオオオン!》
奴の甲羅の側面から、巨大な水流が噴き出した。
「うわああああああっ!」
潜水艇が横向きに吹き飛ばされる。
警報が鳴り続ける。
『船体傾斜、二十度』
『船体傾斜、二十度』
「新作! どうするのじゃ!?」
「まずは姿勢を戻す!」
俺は推進機を調整した。
だが、水流が強すぎる。
船体が、さらに傾いていく。
このままでは、岩場へ叩きつけられる。
「くそっ……!」
俺は竿を握りしめた。
【潮流感知】を最大まで発動する。
【水流の向き】
【亀型モンスターの動き】
【船体が押される方向】
俺はすべてを頭の中で組み立てる。
そして、気づいた。
「……そうか!」
「何がわかったのじゃ!?」
「あいつの水流は、一定の方向にしか出せない!」
亀の甲羅にある噴出口!




