109/198
第107話 Eランク冒険者、まさかの昇格!?(3)
俺は、設計図を覗き込んだ。
小型の潜水艇!
大人が二人から三人が乗れる程度の大きさ。
船体は丸みを帯び、前面には透明な魔導ガラスの窓がある。
後部には推進装置──側面には小さな補助翼……。
まるで、前世で見た探査艇を小型化したような形だ。
「……これ、本当に作れるんですか?」
「作るんだよ」
オルディンは、にやりと笑った。
「技術者ってのは、できるかどうかを考える前に、どうやったらできるかを考えるもんだ」
その言葉が、胸に響いた。
この世界には、まだ知らない技術がたくさんある。
【魔法と科学】
【海と地上】
異世界ならではの知識と、前世で培った経験……。
それらを組み合わせれば、きっと新しいものが作れる。
「俺も手伝います!」
「よし。なら、明日から工房へ来い。まずは魔力珊瑚の加工だ」




