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第100話 津波の正体は、古代の海魔獣!?(3)
すると、文字の一部が赤く輝いていることに気づいた。
「あれは……?」
俺は目を凝らした。
古代文字の中央──海竜の胸元に、黒い魔石が埋め込まれていた。
そこから、赤黒い魔力が流れ出している。
海竜の身体を操っているのは、あの魔石かもしれない。
「キュモポレイア! あの黒い魔石、見えるか!?」
「見えておる!」
「あれが暴走の原因かもしれない!」
女神は目を見開いた。
「確かに、あの魔力は不自然じゃ……。じゃが、あの位置では、普通の攻撃は届かぬ!」
「普通の攻撃なら、な」
俺は、口元を緩めた。
釣り人には、釣り人の戦い方がある。
俺はルアーケースを開いた。
中から取り出したのは、金色の小型メタルジグ──
光を反射し、深い場所でも存在をアピールできるルアーだ!
「新作? 何をするつもりじゃ?」
「釣りだよ」
「……この状況でか?」
「この状況だからこそ、だ!」
俺は竿を振りかぶった。
海竜の胸元にある魔石──
その周囲に流れる魔力……。
そして、俺の竿とつながった魔力ライン。




