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釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


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第10話 女神様はSランク、俺はEランク!?(1)

 異世界に転生したら、最初に何をするべきか、冒険者ギルドへの登録? 武器と防具の購入?


 それとも、異世界の美少女との運命的な出会いだろうか……。残念ながら、俺の場合は少し違った。


「新作! 見よ! あの海に浮かぶ船を! わらわの力を使えば、あの程度の船など一瞬で港まで運んでやれるぞ!」


「頼むから余計なことはしないでくれ!」


「なぜじゃ!? 便利であろう!」


「便利と迷惑は紙一重なんだよ!」


 青い空の下、俺は頭を抱えていた。


 目の前には、透き通るような青い海! 白い砂浜! 遠くに見える帆船!


 そして、俺の隣には、海の女神を名乗る絶世の美少女……。


 長い青髪は潮風に揺れ、真珠をあしらった衣装は陽光を受けて輝いている。


 瞳の色は深い海のような青……。


 人間離れした美貌という言葉が、これほど似合う相手もいないだろう。


 ただし、性格には重大な問題があった。


 何しろ、この女神は、俺を津波で溺死させた張本人なのだから。



 ◇◇◇


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