7話 ラグナロク
その異形な怪物は顔は潰れ身長はダゴンくらいで、足が10本以上生えていて、腕がない見ているだけで、狂いそうな見た目だ。
「人間を媒体にしていないのに人間に見える。全く、趣味が悪いね、こんな能力があるのは1人しか知らない」
「ああそうだな。この能力は外神のNo.3シュブニグラスしか知らない」
「え、嘘だろ。さっきNo.2が襲撃してきたのに、もうNo.3が来るのか。外神も実は焦っているのかも」
「憶測にすぎないが、同時攻撃をしようとしているが、遅れたり早くきてしまっているかもしれない、どちらにせよ、統率は取れ居ていないのかもしれないな」
「そんな話はどうでもいい、お前らはこの異形を相手にしろ。僕はシュブニグラスを探す」
アルス隊長が的確に指示を出す。
「フルアス、1人で戦って勝て、大丈夫。死にそうになったら助けるから」
「バカですか?こんな奴1人で勝てるわけないじゃないですか」
本当に無茶だ。
「ダゴンに勝てたんだから自信を持て、こいつぐらいは瞬殺できないと隊長にはなれないぞ」
「タトロン隊長...まあやるだけやってきますよ」
なぜ、戦わない?僕の力を測る意図でもあるのだろうか。
奴は足だけだ腕では攻撃して来ない、だから、距離を取れば大丈...
「くっ」
まじか、20メートルくらい離れていたんだが、あの足太い癖に伸びすぎだろ。
足を切って無力化は出来なさそうだな、頭を狙う、普通はできないが、雷の速さなら加速するば狙える。
もう一回攻撃が来る前に、足に全神経を集中させ、自分を一つの剣になるイメージで、
「フルアス蹴られるぞ!」
タトロン隊長が言う。
「分かっていますよ!」
相手の蹴りも速かったが圧倒的に僕の方が速かった。まさに閃光の一撃は相手の足を貫通し頭を的確に貫き物言わぬ屍にした。
「すごいじゃないか!少し力を試す試練も兼ねていたがまさか自分で倒すとは、さすがは俺の副隊長」
すごく褒められた。だけどまだだこれを普通にできるようにしないと、
「そっちは終わったみたいだね。こっちは、目標を発見した。今から狙撃するこの神殺しの銃、ラグナロクでね」
アルス隊長がラグナロクと言う銃を出した瞬間自分が狙われていないのに狙われているような感覚で冷や汗が止まらなくなった。それほどの圧と言うことだ。
「結構大きいですね。重くないのですか?」
「見ただけでは、分から...ないだろうけど、伏射しないと、重すぎて、狙いが定まらないのさ」
「へー」
「さてと、あいつはまだ気づいていない良いだな、さっきの怪物に守護をさせているようだ。
あの怪物を量産できるのか。だが、この銃は全てを貫通する。3....2...1....0!」
ラグナロクを放った。破裂音はしなかった。いや、その射線には、音も、天を突く巨木も、地面の土も、射線上の物質は全て消滅し、ただの白い空間だけが残っていた。
「どうだ、倒せたか?」
タトロン隊長が聞いた。
「いいや、掠っただけだ。右目を失っただけで逃げられた。できれば始末したかったがまあ良いか」
「なんで掠っただけってわかるのですか?」
「俺のラグナロクは、破壊力と侵食だ。掠っただけでも、一つの部位を失う。まともに食らったら、まあ、塵になるな、だから、奴は右目を失っただけだから、掠っただけってわかったんだ」
「そう言うことだったんですね」
そう簡単に言えるのは余裕の表れなのだろう。実に恐ろしい、僕も修行すればここまで行けるのだろうか。
「お前そんなの持っていたら、俺たちよりも強いんじゃないか?」
「無理ですよ。このラグナロクは一発一発にリロードが必要なんです。しかも、島一つは停電させる電力も必要になる。だからまだ実力はあなた達の方が上ですよ」
「そうなのか」
「もう時間だ行かなければ」
タトロン隊長が言ったと言う事はもう出発する時間なのだろう。もう少し居たかったが。
「そうか、外神の襲撃のせいで僕の副隊長を見せれなくてごめんね」
「アルス、お前にも副隊長ができたのか」
「僕ももう隊長ですよ」
「フルアスが置いてけぼりになるから行くよまたな」
「ああ、次は副隊長も紹介するよ」




