22話 戦神 刀の神
僕たちは、九死に一生を得た後に、自分の島に帰ってきた。その時にある悲報を聞かされた。サルン隊長の死体がフリージ島に帰ってきたと言うことと、タトロン隊長が消息不明になったと言うことだ。
「嘘...だろ、あのタトロンが万が一にも、殺されたり、消えたりするわけないだろ」
あのスラトさんも、怒っている。
「消えたと思われるところには、ワープホールらしき物があったらしいですよ」
「なら、そこに行こう。今から」
「やめてください!何も分からずに行くのは、愚者のすることです」
僕は歯を食いしばり、スラトさんを必死に制止した。
「........分かったよ。お前がそこまで言うならな、あいつにも、お前に世話を頼まれているからな」
「俺は、昔お前みたいに、タトロンと一緒にここで、防衛軍として務めていた。だが、無能力な、俺は限界があった。差別され、軽蔑され、タトロンはそんな中でも、こんな俺を差別せずに接していた」
「きゅ、急にどうしたんです?」
「そんなある時、俺のところにアメリカ、いや、国際連合がスカウトに来た。俺は嫌だったが、世界を平和にできるならと着いていった。こんな結末になるなら.....」
「なぜ今そんなことを?」
「......気にするな。多少は楽になった」
「とりあえず、サルン隊長の葬式に行きましょう」
「ああ、そうだな」
葬式が終わって、重苦しい空気が漂いながら、自分の島に帰ってきた。
「あの、葬式のサルン隊長の別れの言葉を言ったのは誰なんですか?」
「あれはー、多分サルンの副隊長だな」
「サルン隊長に副隊長がいたのですか」
「普通は全員いるだろ」
突如、空気が張りつき、圧倒的圧が出現する。
「.........誰か来ます!」
見た目は和風の服を着た女性、だが、サルン隊長もような、殺気もダダ漏れだ。
「あいつは...」
「こんにちは、タトロンの副隊長、そして、裏切りの元隊長」
「なぜ、お前は、俺がここにいるとわ分かった?」
「あら、元隊長と言うのに、暗殺部隊の情報網がどれだけか、忘れてしまったのですか?」
「フヌシ、副隊長だったお前が誰に言ってるか分かってるか?」
スラトさんが圧を重くする。
「はい、分かってますよ。元隊長」
「ならいい、......死ね」
スラトさんがアスファルトを踏み抜き、加速する。
「物騒ですね、か弱い女の子にする攻撃じゃないですね」
「誰がか弱い女の子だよ。その刀がか弱いのか?残念ながら、今の俺は不機嫌でね、手加減はできないぞ。だが、お前の得意分野で戦おう」
「あなたが、私の刀勝負をするとは、昔だと思いもしなかったですね。いいでしょう、刀の勝負と行きましょう」
2人は目にも止まらぬ速さで、刀で斬り合っている。雷の能力で身体能力を上げていなければ、肉眼で捉え切れない。
「お前は刀勝負であれば、この俺に勝てると思っているのだろうが、残念ながら、刀しか使えないお前と違って、俺は全て使えるからな」
スラトさんがフヌシの刀を上に打ち上げた
「その太刀筋は、分かりやすいと、いつも言っていただろう」
「くっ」
「チェックメイトと言ったとことか。じゃあ死ね」
「待ってください!」
僕が割って入る。
「なんだと、フルアス」
「この人もちゃんと話し合えば、分かり合えると思うのです」
スラトさんは少し考えて言った。
「....わかった」
「あなたは、裏切り者を殺せと命令されたと思うのですけど、それよりも、国を滅ぼそうとしている、組織があるので、一旦手を組みませんか?」
フヌシには、暗殺部隊として、その話に興味が強くなった。口が考えるより、早く自然に開いた
「それは本当か?」
「はい、本当です。違ったり、嫌になったら、スラトさんを殺していいですよ」
「おい!」
私は国家専門暗殺部隊の現隊長、国家に害するものを殺す。フルアスが言っている組織が、実際に国家に害を及ぼすとしたら...私はスラト達と組んだ方がいい、勝手な判断を許してください。
「ならいい、分かった。私はフヌシ、今後ともよろしくね」
「おい、フルアス、あとでお前は修行な」
「はい!」
これは長くなりそうだ。




