23話 大きな壁
「修行と言っても、最初は、簡単な事から始めて行こう。一番戦いで重要なのはなんだ」
「えーっと、技術?」
「そう、技術だ。技術があれば、どんなに能力が強い奴にも対抗できる。今回の修行では、フヌシを超えてもらう」
「ええ!」
「無理だと思っただろ、だけど、お前は2週間もあれば、あいつに追いつけるポテンシャルがある。まずは、この俺に一太刀入れてもらおう」
「分かりました!」
タトロン隊長にも、入れられたんだから、いける。
「ああ、言い忘れていたが、俺は普通に攻撃するぞ」
嘘だろ。まあ、やるだけやってみるか。
「くっ」
「さあ、どうする?この銃の遠距離攻撃を」
「雷速で詰める」
「そう、それが正解だ。お前は一瞬で、距離を詰めれる能力を持っているからな、だが、もし、相手が、近距離も行けるとしたら」
な....膝蹴りだと...
「ぐは...」
「膝蹴りは、行動は遅いが、当たると、相手の体勢を崩しやすい、そして、追撃ができる。このように」
一度距離を取る。....目の前に弾が、
「危な!雷速で、切らなければ、死んでいた」
「すまん、すまん、さっきの弾はただの癖だ。大丈夫、殺すつもりはない、気絶はさせるがな」
雷速で距離を詰めた瞬間に斬る。
「どんだけ速くても、来る方向が分かっているなら、防御するのは簡単だ」
まじか、雷速の攻撃を防ぐとは、ならこのまま、近接戦に持ち込む。
「ほう、近接戦を所望か。楽しくやろう」
クソ、なんで当たらない、避けたり防いだり、雷速で、攻撃しているのに、ずっと攻撃しているから、疲れてきた。
「はあ、はあ」
「どうした、もう限界か」
「まだだ。う.....」
「今お前を気絶させた」
病室
「は!ここは、どこだ?」
「ここはどこなどどうでもいい、まず、今回の戦いを振り返れ」
「はい、分かりました」
僕は今まで、能力と剣でしか戦っていなかった。だけど、少しは、体術もできる。スラトさんが言ってきた。膝蹴りを戦闘に使ってみるか。
「修行2日目だ。気張って行けよ」
「分かってますよ。スラトさんとの戦いが終わった後に僕は鍛えたので、期待しといてください」
「期待しとく」
修行場に着いた。
「では、始めるぞ」
「はい!」
とりあえず、距離を詰める。
「それだと、前回の二の舞だぞ」
「これからが、違うのですよ」
「!、フルアス、お前、剣だけじゃなくて、体術もできるようになったのか」
「そうですよ。雷速での斬撃を、避けた瞬間、拳や蹴りが来るのは、どんな思いですか?」
「実に最悪だよ。避けにくいしね」
この人がこの状況に慣れる前に叩く。
「前の戦いを振り返るだけでこんなにも、成長するのか。俺も攻撃しなければいけないのに、防ぐだけで精一杯だ」
疲れたり、少し隙を見せたらやられる。だから、今すぐに当てる。
まず、上から剣を振り下ろす。それを防御した瞬間に、雷速で、膝蹴りを当てる!
「これは防御したり、避けたりはできなさそうだね」
僕は、スラトさんを上に吹き飛ばした。
いや、おかしい、手応えがない。
「手応えがないと、思っているのだろうが、俺がそう簡単に、喰らうと思っていたのか?まあ、擦りはしたから、成功でいいだろう」
「よっしゃー!、ところで、何で、あの雷速膝蹴りをあまり喰らわなかったのですか?」
「あれか?あれはな、喰らう瞬間に、上に飛べば、当たらないからな」
「デタラメすぎませんか」
「隊長格はこれが普通だと思うがな」
「さあ、次の修行は剣術だ。フヌシに致命傷を与えてみろ」
「それって殺しちゃうんじゃ」
「大丈夫、お前が、直前に止めれば」
「は...い」
「とりあえず、戦ってみろ」
「フヌシさん、よろしくお願いします」
「ああ、始めるぞ」
速!一瞬で懐に入られた。だけど、雷速の攻撃の方が速い!
「フルアス、お前は詰みだ」
驚いた。だってもう、僕が膝蹴りするよりも速く、首に刀を突きつけられたんだから
「チャレンジならいつでも受けるぞ」
「....スラトさん、剣術を教えてくれ」
「そう来ると思っていたよ」




