スノ助け
こんにちは!
今回は結奈が活躍します。お楽しみに!
「怖いけど、行かなきゃ。」
私は穴に飛び込んだ。
「痛い…ヒール…」
私は自分を治してから辺りを見回した。
そこには大きい鬼?みたいな生物がいた。
黒くて、牙が生えている。
その鬼の手を見ると、リノがいた。気絶しているのか、反応がない。
「リノ!!??」
「今助ける!」
騎士団長さんがリノのところに行こうとしたけど鬼が手を振りかぶった。
「うわぁっ!」
「大丈夫ですか?今ヒールしますよ!」
「いや大丈夫だ。間一髪で避けきれた。」
「でもあれじゃ近づけない。何か作戦は…」
「……あの、弱点とかってあったりします?あの鬼」
弱点さえ掴めれば、何とかできると思うんだけど…
「ブラックオーガだ。Bランクだから弱点を狙ってもそう簡単には倒せないだろう。まあでもアイツは水に弱い。」
Bランク?ブラックオーガ?分かんないけど水が強いんだね!でも私…あっ、そういえば
「私、水属性魔法使えますよ!」
LvUPした時に覚えたんだよね、確か。
「本当か!?アクアウェイブ…とかできないか?」
アクアウェイブ?なんだそれ?
でも異世界の人ってバレたら…
「まだやったことないから分かんないけど、やってみます!」
あの時みたいに…えいっ!
バシャァァァーーン。
「す、すご…」
私が手をブラックオーガにかざしたら、ブラックオーガの上から水がたくさんふってきて、ブラックオーガが倒れました。…これでいいのかな?
「ブラックオーガを1人で1撃…しかも無詠唱?」
何か団長さんがボソッと言ったけど聞こえませんでした。
そしてブラックオーガの手が力が抜けたように開いてリノが転がりました。
「大丈夫!?ヒール!!」
「リノ様、大丈夫でしょうか!?」
…私にはタメ口なのにリノには敬語…まあ当然か。
でもなんか腹立つ…
リノは目を覚まして、ガバッと起きた。
『ねえ、お姉ちゃんは!?』
「スノ!?いたの?」
「スノ様もいらしたのですか?」
『お姉ちゃん、確かあっちにいたみゃ……』
リノが指さした方を見る。そこにはスノが牢屋にいれられていた。
『お姉ちゃん!!!』
「スノ!!!」
「スノ様!!!」
呼びかけても反応がない…
「ヒール!!!」
『にゃぁ…僕…何してたんだにゃ…』
私がヒールを使うと目を覚ました。
『お姉ちゃん!!…いてっ』
リノは反射的に抱きつこうとして牢にぶつかった。
『ここ、開けれないにゃ』
まあ普通に考えてそうだろうと思っていたけど…
「鍵、探さないと?」
「いや、ここはぶち壊しましょう」
こんなイケメンからこんな言葉が…
「どりゃぁぁぁ!!!」
ドカーーーン。
…開いた…
『お゛ね゛え゛ち゛ゃ゛ぁぁぁん゛』
泣きながらリノが飛びついた。
そして私たちは無事に王宮から出た。
『で、何か言うことは無いのかみゃ?お・ね・え・ちゃ・ん?』
『はい、ごめんなさい…にゃ』
スノはリノに怒られてたけど、まあ無事でよかった。
「ちなみに犯人は第8王子のノクスだと…」
『またあいつかにゃ』
この後、騎士団長さんは帰って、私たちも宿に帰った。
そして夕食の前。
『ねえ、もう少し時間あるし、商店街見ない?にゃ』
『確かにユナに色んなことを知ってもらうために王都に来たからね。』
「!!行きたい!!」
そういうことで私たちは商店街にいます。
「わあ、これかわいい!」
私が見たのは白猫の可愛いノートと羽ペン。
『買う?』
「いいの?」
『いいよにゃ』
そしてスノに買ってもらって、他のお店を見ている時。
「あっ!あの子たち!」
『え?どこ行くにゃ!?』
「ねえ!」
『わっ!びっくりしたわん!』
そう、この子達は灰色と白の何かを落として行ったわんちゃんたち。
「ねえ、これ、落としてない?」
私はすごい音がした時、一応ポケットに入れておいたのだ。
『あ、それうちの!』
『ありがとわん!お礼に何か1つ買ってあげるわん!』
『にゃぁ〜第1王子とグレアじゃにゃいか』
『あ、スノだわん』
「スノ、知ってるの?」
『そりゃ、王子同士は知ってるもんだにゃ。で、何かユナに買ってあげるの?それだったらユナ、服を買って貰ったらいいにゃ。』
「…確かに」
私はずっとスノの来客用(人間)の服を借りていたので、本当はぬいぐるみ買ってもらいたかったけど服の方が大切だから、服を買ってもらうことにしました。
そして30分後。
『似合ってるにゃ!!』
私はまだこの世界に詳しく無いから、スノが一般的な服を教えてくれました。
そして私が選んだのは、
シンプルな冒険者って感じの服に短めのカーディガン。デニムみたいな短パンに白い靴。
結構おしゃれ。スノ意外とセンスあるかも。
『じゃあ、これで』
『まってにゃ!どこに行くのにゃ?』
行こうとするわんちゃんを止めて聞くスノ。
『えっと……』
『…行く場所ないにゃ?』
『…わん。』
『じゃあ着いてきたらいいにゃ!』
「えぇ!?」
私が驚いていると、うるうるした目で見つめるスノ。
そんな事されたら……
「……いいよ。」
「ねえ、何で行く場所ないって分かったの?」
『グレアとルシアは引きこもり双子で有名なんだにゃ』
「へ、へぇー」
そんなことを話しながら私たちは宿に戻りました。
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