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スノの行方

今回は文章ですが軽い流血表現があります。そこまで過激なものではありませんが、苦手な方はご注意ください。

ん…ここどこにゃ…?

僕ーースノは目覚めたら知らない場所にいた。

暗くて、狭い。まるで刑務所のような。

えっと…どうしてここに…


でもここが良くない場所ってことは分かるにゃ。

とりあえず…ここから、出な、きゃ…

僕は突然眠くなり、そのまま倒れるように寝てしまった。



『本当にお願いですみゃ。ここを通してください!!!』

「お願いします!!」

「私からも、お願い申し上げます!!」


今私たちは門番に王宮に通してくれとお願いしている。

「うーん、そこまで言うのなら…」


やっと門を開けてくれた。

「あ、でもその方。」

「え?私?」

「はい。何も肩書きを持っていないでしょう。緊急時以外は肩書きなしの人を通さないと決まっているのです。」


まあ、少し納得だけど…

そのときリノは騎士団長に困った目で見つめていた。

「うーん、じゃあこういうのはどうですか?」


「…!確かに。わかりました。じゃあ、リノ、団長さん、気をつけて。」

そういって私は2人から離れた。


騎士団長さんに言われたのは、私がサポート役に回るということ。スノを連れ出したあとの治療などを任された。


ピロン。

「わあっ、まただ。」

″LvUP!水属性魔法が使えるようになりました。詳しくは「マナスクリーン」で確認してください。また、「リサーチ」が使えるようになりました。″


水属性かあ。使ってみたいな。ちょっと時間かかりそうだし、マナスクリーンぐらいは良いよね。

前のリノの真似をして…

「えい!」

バッシャーーーン。

「え?」

なんか手から水が……これが、水魔法?なんか使っちゃったんだけど……

幸い、道だったけど、なんかもっと、アクアボールとか言うんじゃないの?


でもマナスクリーン開けない。えっと、もう1回、リノの真似をして…

バッシャーーーン。

うん、リノが帰ってきたら教えてもらおう。



一方、リノと騎士団長は…

「お前ら、誰だ!?」

『王家の紋章…王子…!?』


私ーーリノは少し前、仕方なくユナと離れて、まず先に武器庫に向かったみゃ。私は何も武器を持っていなかったみゃ。騎士団長にはあの短剣持ってくれば良かったじゃんと言われたみゃ。私には愛用している短剣があるけど、急だったから忘れたのだみゃ。


″王子″や″騎士″などの肩書きを持っている人は武器庫から武器を取っていってもいいのみゃ。


そして良さそうな武器を見つけて探索しようとなった時に、誰かにぶつかった。

「うぐっ…」

『団長!?』

騎士団長はぶつかった拍子に腹を刺されていたみゃ。

そして今に至る。

「お前ら、誰だ!?」

『王家の紋章…王子…!?』


「…」

こいつは第8王子のノクス・ヴァロ。

人間の王子は第9王子までいるんだけど、第8王子は色々と厄介みゃ。


『ノクス…!おみゃえか、お姉ちゃんを連れ去った…うわっ、やめろっ!』

私はノクスにひょいっと持ち上げられた。

まあ当然だろう。人間の足より小さい猫が敵うわけ無いよみゃ。


ガリ。

「痛っ…!!」

私は何とか引っ掻いて騎士団長のところに行ったが、ノクスに逃げられてしまった。


「お前っ…待てっ!!」

『待てぇぇぇみゃぁぁぁぁ!!』

読んでくださってありがとうございます!!

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