家族
こんにちは!是非読んでください!
『…ユ、イナ?』
「…え?」
突然、ラーが私に話しかけてきた。
ユイナ。私の、2つ目の名前。
「…ラーも、思い出し、たの?」
恐る恐る聞く。
『…うん、多分…』
「お父さんと、お母さんも?」
『…レインも…』
「…お母さんも?」
『…うん。』
「…そっ、か…?」
ラーも、私も、何が何だか分からない。
その時、私はある事を思い出した。
「…お母さん!?」
私は屋敷に急いで入った。
ラーも、黙ってついてくる。
『ちょ、ラー、ユナ?』
スノが慌ててついてくる。
そして、もう慣れた廊下を進んで、階段を上がり、扉を開ける。
「お母さん!!」
そこには、
やせ細って、ベッドに寝込んでいるお母さんがいた。
「お、母さん?」
「…ユ…イナ?ラー?」
お母さんは、弱々しい声で私たちを呼ぶ。
「…本当に、ユイナとラーなの?」
「…う、ん、そう…そうだよ。」
『会いたかった…』
耐えきれなかったのか、ラーがすっ飛んで行った。
「…私も…!!」
私も、まるであの頃のように、抱きついた。
「…ユイナ、ラー、会いに来てくれてありがとう。」
ーーーーー
『僕は何をすればいいのやら…』
僕ーースノは、この光景を見て、自然とそう呟いていた。
でも、これは僕がいると邪魔だなと思い、ゆっくり部屋を出て、扉を閉めた。
ユナにも、家族がいる。
僕は、王族で、あまり家族の時間が無かったなあ。
「家族」ねぇ…
その時、僕はリノを思い出した。
そういえば、リノって…
…あぁ、そうだった。リノは…
まぁ、このことは今考えることじゃない。
そして僕は廊下を進む。
ーーーーー
『『『ラーとユナは!?』』』
出口の扉を開けると、ルー、リー、リノが聞いてきた。
『ちょっと、びっくりしたにゃ。…ユナと、ラーは…ユナのお母さんと会ったにゃ。』
『…あぁ、なんか呟いてたみゃ。』
『お母さん!?ってね。』
『そう。』
『だから…ちょっと抜けてきたにゃ』
そう、説明すると、納得した顔になった。
『…なんか話して待っとこうよにゃ』
僕はそう言って近くのベンチに座った。
『ふぅ、ユナ、嬉しそうだったにゃぁ』
僕がベンチに座り、何気なくそう言うと、リノが食いついてきた。
『…家族に会えたから?』
リノがそう言うと、ルーとリーも食いついてきた。
『『家族…!!』』
『家族、いいなぁ…』
リノが突然呟いた。
『家族…』
僕も、自然に呟いた。
読んでくださりありがとうございます!
次回もお楽しみに!




