↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
37/46

「頑張った」子

こんにちは!是非読んでください!

私は、ノクスのネックレスをしばらく見つめていた。


「……!」

その時、誰かに呼ばれた気がした。

誰?…このネックレスから…?


私の手が勝手に動く。

「託そう。」


それだけ、はっきりと聞こえた。

誰?託すって?


それでも、私の手は勝手に動いてネックレスに触れた。


「……っ」

いきなり、頭の中に知らない景色が流れ込んできた。


「お前、放課後校舎裏来いよ。」


「ごめん。放課後用事があって…」


この声…どこかで…


……ノクス?

なんとなく、そう思った。


そして、小さな男の子が口を開ける。


「これがどうなってもいいのか?」


そう言って、小さな男の子が手に持ったのはルビーが埋め込まれたネックレス。


これ、私が今持ってる…


その時、景色が変わった。


今度は、さっきの小さな男の子に殴られていた。

殴られているはずなのに、痛くない。


だ、誰?殴らないでよ。

声を出そうとしても、出せない。


最後に、足で蹴られてまた景色が変わった。


そこには、王様のような服装をした人がいた。


「…妻が亡くなる時、1番近くに居たのはお前だからな。」


そう言って、何かを手渡した。

手渡したものは……今持っているネックレス。


その時、また景色が変わった。


自分はボロボロで、息が切れていた。

何か、絶望したような気持ちになり、その後何か決めた気持ちになった。


「僕が、僕が世界を正すんだ。」

それだけ聞こえた。


『…ナ!ユナ!どうしたのにゃ!?』

「…!今のはノクス…?」


『ノクス……?もう倒したけど。』

『『うん。』』


ルー、リーとリノが言う。


「え、でも今のは確かにノクス…」

私はもう1回ネックレスを見る。


「…あぁ、そういうことね。」


そして、ネックレスを握りしめる。

「…ノクス、頑張ってたんだね。」


『『え?』』

『ノクスが…頑張ってた?』

『ノクスにゃ?』


ルーとリー、ラー、スノが戸惑う。


ノクス…


『……あぁ』

『…そっか。』

私がネックレスを見つめてると、スノとラーが何かを察したような声で言った。


「ノクス…」


必死に涙を堪える。そして、必死に作った笑顔でみんなに言う。


「ノクス、次は恵まれて生まれ変わるといいね。」

そう言った瞬間、1粒だけ涙が頬を伝う。


「…っ」


私は慌ててみんながいる方と反対を向き、黙って涙を拭う。


「…頑張ったね。」


私は小さくネックレスに呟き、みんなの方を向き直す。


ーーーー

僕ーースノは結奈がネックレスに向かって何か、呟いているのを聞いていた。


本当は、涙を隠しきれてないけど、本人には言わない。


…結奈は、多分、「頑張ったね。」と言った。

僕は、なんとなく、その「頑張った」子が誰が分かっている。


沈黙の中、結奈がこっちを振り向く。

涙の跡は残ってるけど、必死の笑顔で言う。


「じゃあ、行こっか。」

僕たちはゆっくり頷いて、出口に向かった。


やっぱり、結奈は色んな人を救ってる。

結奈が知らないうちにも救われてる。

僕も、みんなも。


結奈は凄いなぁ。

ーーーーー

読んでくださりありがとうございます!

次回もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。