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スノの家2

今回は少し長いかもしれません!

でも面白いので是非読んで下さい!

そうこう話してるうちに夜になってきました。

『ちょっと待ってにゃ』


しばらくすると、スノが戻ってきて、

『今日はここに泊まっていってにゃ。あと、この飲み物、寝る前に飲んでてにゃ。朝になったら効果が切れる、猫になる飲み物にゃ。』

「うん、ありがとう。」


私は正直今から外に出ても行く宛ても無いからありがたく泊まらせてもらうことにしました。


『ここが仮のユナの部屋にゃ。ゆっくり休んでにゃ』


そうスノと別れたあと、私はこの世界での設定を考えました。じゃないとこれから不便だからね。

そして考えたのが、

私は記憶喪失で、自分の名前しか覚えていなかった

という設定。……ちょっと罪悪感あるけど、この世界で生きるため。しょうがない。


そして設定を考えたあと、私はすぐに寝てしまいました。色んな事があったからね。



『ユナ、寝たにゃ。疲れてたんだと思うにゃ。』

僕ーースノはユナが寝たのを確認してリノのところに行ったにゃ。

リノは僕の妹で、色々あって血は繋がってないけど大切で可愛い妹にゃ。


『ねぇ、あの人間、この世界のこと知らなすぎじゃみゃい?』

『それは、僕も思うにゃ。異世界の人なんじゃないかとも思ってるにゃ』


リノは僕にお茶を出しながら言う。確かに僕も、最初は子供だからなとは思ったけど、話をしてる内に知らなすぎだと違和感をもつようになったにゃ。


最初、違和感があったのは、LvUPの時にいちいち驚いていたことにゃ。普通、LvUPは人間でいうと3歳の時からLvUPが始まるのに、驚きすぎだと思ったにゃ。


『異世界みゃぁ…』

リノがつぶやく。でも確かに異世界から来たといえば辻褄が合うにゃ。

『僕も噂で、ビックオーバーフローの時に何かがこっちの世界に来たという話を聞いたにゃ。』


オーバーフローとは通称魔力超過にゃ。

でもビックオーバーフローは、世界的に危険な魔力超過にゃ。どういうことかっていうと、魔法を使う時に魔力が放出されるんだけど、その魔力がたくさん放出されて、国や世界に被害をもたらすことにゃ。


ちょっとしたやつだったら風が強くなるぐらいで済むけど、1年前起きたビックオーバーフローは先が見えないぐらいの範囲で大爆発が起きたにゃ。

今も復興に力を入れている国もあるぐらいにゃ。


もしかしたらユナはビックオーバーフローの影響でこっちの世界に来たのかもにゃ。明日話そうかにゃ。

本人に自覚が無かったら国王が呼び出して大変な事になるにゃ。命にも関わるかもしれないにゃ。


『お姉ちゃん、難しい顔してるけど、大丈夫みゃ?もう夜遅いし、明日に備えて寝た方がいいみゃ。』

『そうだにゃ。おやすみにゃ。』


確かに今は休む時間。今考えてもしょうがないし、寝よう。



「おはよう…よく寝たって、え!?」

私ーー櫻井結奈は昼ごはんの時間に起きた。

そう、12時。

私が起きたことに気づいたスノはこっちに走ってくる。


『おはよう!ユナがいつまでも寝てて、途中人間に戻っちゃって、壁を突き破りそうになったにゃ。薬を飲ませて何とか収まったけどにゃ』

「…ごめん」


私、そんなことになってたんだ。

『あ、そいえば今日は話があるから。座って!にゃ』

「わかった。」


どんなことを話されるんだろう。王子とはいえ、まだ信頼しきったわけじゃないから少し怖いな。


僕ーースノは昨日考えたことを全てユナに話した。

ビックオーバーフローのこと、LvUPのこと、異世界の人のこと。

ユナは少し顔が強ばった。さすがに急過ぎたかにゃ?

そして最後にこう聞いた。

『ユナは、異世界の人ではないよね?』

ユナは、

「……私は、異世界の人だよ。」


まあ、大体分かっていた。

でも、本当に異世界ってあるんだ。

リノは終始固まっていた。でも受け入れてほしいにゃ。


私ーー櫻井結奈はスノから色々なことを話された。

そして最後の質問に私はもう諦めて言った。私は異世界から来たと。でも、あまり驚いていなかった。

まあ、バレバレだったよね。


でも、ビックオーバーフローのことを話された時、少し思い当たる節があった。

地球に住んでいる時、ある検査で見たことない細胞がほんの少しだけ検出された。私はそれを″魔力″じゃないかと少し思った。


言うか迷ったけど、ここで秘密にしてもすぐ気づかれると思うから言うことにした。


『確かに、それが魔力だったらビックオーバーフローの時にこっちの世界に来たのは納得にゃ。』


どうやらスノによると、この世界には転移魔法があり、私がビックオーバーフローの時の魔力を使って無意識に転移したんじゃないかということらしい。

確かにそれだったら納得がいく。


私はスノとリノ以外には絶対に言わないと約束した。スノによると、国王が1番厄介らしい。


さて、私、これからどうしようか。

読んでくださってありがとうございます!

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