Sランククエスト3
こんにちは!
是非、読んでくださいね!
私ーー結奈は、スノが外に行ってから、今踏みつけている男に雷を落とした。
…意外と弱いかも
そう思った時。
「わあっ!?」
私は後ろからのナイフを間一髪で避けた。
振り向くと、今踏みつけていたはずの男がいた。
足元を見ると、踏みつけていた男はまだいた。
「え?どういう…」
「お前、それを本物だと思っていたのかぁ?」
「え?」
男は煽り気味に言った。
「それ、分身だよ。ぶ・ん・し・ん。わかるぅ?おバカさん?」
その時、私の中の何かが切れた。
「お前、スノを傷つけといて何言ってんの?」
「わぁ、怖いこわぁい!確か、ユ・ナだったよね?あはは、こんな可愛い子がほんとに最強転移者なわけ?もっとお姉さんって感じの…」
「黙れ。」
私はこいつに向けて炎魔法を打った。
人間1人分の大きさのね。
「へぇ、こんな大きくできるんだぁ。すごいねぇ!…でも、僕はぁ、今日は戦いたく無いなぁ。じゃ、ばいばぁーい!」
私の炎を軽々避け、言う。
そして背を向けた瞬間、私は雷魔法と炎魔法を同時に使った。
炎で囲んでこいつを閉じ込めて、雷を打つ。
そして煙があいつの所からもくもくと出てくる。
煙がサァァァァと消えた時、あいつの方を見る。
「わあ、油断してたあ。すごいね!」
そう言って無傷で立つあいつがいた。
「は?お前、何で…」
「ん?あぁ、僕が強いからじゃない?知らないけどっ。じゃ、今度こそ、ばいばぁい!」
そう言ったので魔法を打とうとした。
でも、私が杖を構えた時にはもう誰もいなかった。
仕方なく、外に出ようと、牢屋の前を通った。
ふと、牢屋を見た。
するとそこには倒れているエルフと周りに10人程のボロボロの服を着たエルフが。
大体小学生ぐらいの子だろうか。
「あっ、お姉さん!」
「女王様を助けてください!!」
ボロボロの服を着たエルフが言ってきた。
「えっと、どうしたの?」
倒れているエルフの所に駆け寄る。
「あの、みんなで外に出ようとしたら女王様が倒れてて。どうしようって。」
ボロボロの服を着たエルフの内の1人が言った。
「そっか。今ヒールするからね。みんなは外に出てて。私の友達がいるから大丈夫だよ。」
そう言ったら安心したように出ていった。
「分かった!ありがとう、お姉さん。」
でも、1人、私と同じぐらいの歳のお兄さんが残った。
「あれ?でないんですか?」
そう言うと、お兄さんは倒れているエルフを見ながら言った。
「…俺は、女王様の兄だ。」
「あっ、そうなんですか。じゃあ、一緒に運ぶの手伝ってくれませんか?」
「…分かった。」
ヒールをして、顔色が良くなったエルフを2人で運ぶ。
そして外に出たらみんながいた。
『『ユナ!!』』
「お姉さん!」
「あれ?ルーとリーもいる!」
『『ユナ!』』
そう言いながらエルフを寝かせる。
「はあ、疲れた。」
『…あの男はどうなったにゃ?』
スノが聞いてきた。
「魔法打っても無傷で、最終的にどこかに行っちゃった。」
『ノクス…』
スノは少し悲しそうな顔をして、すぐに普通の顔になった。
『でも、とりあえず無事で良かったにゃ。』
そうスノが行った時、リノが駆け寄ってきた。
『おーい、お姉ちゃん、ユナ、ギルドに戻るみゃ!』
「あ、そっか、これ、クエストか!」
『そうだにゃ。』
そして馬車の所に行った時。
1人のエルフが駆け寄ってきた。
「あれ?女王様?」
『ん?女王?』
『あれ?女王様、もう起きたのかみゃ?』
「え?ん?」
あれ?ここには確かに依頼してきた女王様がいる。
でもあそこにはさっき助けたエルフーー女王様ーーがいる。
どゆこと?
「すみません、私たちは双子で。助け出して頂いたあそこのエルフは私の双子の妹です。」
『双子…』
『だからかみゃ…』
「あぁ…」
「あ、その、助け出していただき、ありがとうございます!あの、これ、報酬です!」
そう言って大きな袋を渡してきた。
中を見るとたくさんの硬貨が入っていた。
「こ、こんなに沢山…いらないですよ。」
『そうだにゃ。』
『しかもこれ、依頼に書いてた3000G以上あるみゃ。』
そう言ったら女王様はびっくりした顔をしました。
でもすぐに普通の顔になりました。
「いや、本当に受け取ってください!命と比べれば安いもんです!!お願いします!!」
「いやいやいや」
『いにゃいにゃ』
『こんなたくさん…』
そして少しの沈黙の末、スノが言いました。
『はあ、分かりましたにゃ。でもその代わり、3分の1は絶対エルフのためにお金を使うにゃ。』
「…それなら」
『…私も。』
ということで、馬車に乗り込みました。
そしたらルーとリーの護衛をお願いしていたルシアさんが言いました。
『ユナの検査結果、もう出てるぞ。早く俺の城来てな。』
「あっ、忘れてた。」
読んでくださってありがとうございます!
次回もお楽しみに。




